最近のコメント

PostHeaderIcon ブラジル2-0メキシコ、ネイマール覚醒

ネイマールが成し遂げた。強敵メキシコを相手にチームを背負って決めた。証明した。

歴代のクラッキ達が通ってきた儀式、ペレ、ガヒンシャ、ジャイルジーニョ、ジーコ、ロマーリオ、ロナウド、リバウド、ロナウジーニョ、カカ。とくに記憶にあるのが1993年W杯予選最終戦のウルグアイ戦のロマーリオの圧倒的な活躍。

これまでのし掛かってた疑問符を消し去った、その存在価値を証明した。これから、末永くセレソンのエースとして君臨していくだろうその瞬間だった(ことになってほしい)。 Read the rest of this entry »

PostHeaderIcon ブラジル 3 X 0 フランス、ブラジル 3 X 0日本

ブラジルは親善試合フランス戦とコンフェデ第1戦の日本戦で勝利しています。

コンフェデ前の親善試合でフランスに勝てたことが、ザックジャパンに対する勝利に影響したと言える。

日本戦は日本中の人々が観ているから、詳細について語る必要がありませんが、あえて言うなら、日本のプレッシャーは甘かなったな、と。

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PostHeaderIcon 苦い紅茶

ブラジル2-2イングランド。辛うじて引き分けた、またしても。

試合の序盤から、わかりきっていたイングランドの4人×2列のプレスラインを突破できない。最終ラインはボールを持たさせてもらえるが、肝心のダブルボランチがそれを前に運べない、配給できない…ルイス・グスターボ(バイエルン)とパウリーニョ(コリンチャンス)。まるで、10年前のジウベルト・シウバとクレベルソンを見ているような…後ろ向きでボールをもらっては、DF陣にバックパスするだけ。

ブラジルは4-2-3-1のような感じで、前半は後ろの6人と前の4人の間が寸断されたまま、だらだらと時間を費やした。フェリポンとパヘイラという二人のブレーンがいながら、これだ…

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PostHeaderIcon 愛と青春と期待の旅立ち

今日は聖地マラカナンでブラジル×イングランド、スタジアムが完成されていないためすったもんだがあったようですが、試合は予定どおり開催されるそうですた。

ここのところネイマール君について腹を立てたり、ベタ褒めしたり、自分についてもようわからん感覚です。とにかく彼がバルセロナに移籍したことで、新たな可能性、希望が芽生え、ワールドフットボールを見る一つの楽しみが増えたということで、良いのではないでしょうか。

トスタン師匠いわく…

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PostHeaderIcon ネイマール&メッシ

ネイマールがバルサ移籍を決断。これが自然の成り行きだ。ネイマールはいまのブラジルサッカーではもう成長できない。前の投稿でも触れたが、今年に入ってその話題に富んだキャリアも下降ラインをたどり始めていた。

バルセロナはロナウド以来のブラジルサッカー史上最高級の才能を手に入れた。それも、そんなに高い金を払わずに。

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PostHeaderIcon 断崖の下から

先週、4月24日に行われたブラジル2-2チリ戦について書こうと思ったんだけど、その直前にCL準決勝1stLeg「ドルトムンド×レアル」を観てしまったから、何て書いて良いのかわからなくなってしまい1週間以上が経った。

残りモンだらけの晩飯を食べる前にデザートのプリンを食べてしまったような気分だ。

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PostHeaderIcon メッシお前もか?

ヨーロッパのシーズンもいよいよ佳境ですな。

それぞれのお国のリーグはどこも独走態勢の幕引き。以前から、ごく限れたチームしか優勝できないお国柄ばかりだったが、近年、マネーの法則に従って、益々その傾向が強くなっている。参加チーム同士に圧倒的な差があるという現実。

一方で、まさに激闘なのがチャンピオンズリーグ。この大会が欧州フットボールの強さの証明だ。そして、昨日のバイエルン4-0バルサの試合。世界中が「バルサ帝国の終焉」と謳った。

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PostHeaderIcon 欧州2連戦

3月のセレソンの欧州2連戦(イタリアとロシア)はイタリア戦を最初の15分ほど、ロシア戦はフルで観ました。

ここのところ欧州の強豪に勝てていないセレソンですが、今回の2試合ともに、またしても引き分け。新任フェリポンになって、何が変わったのか?といった感じでした。

イタリア戦は面白そうだったけど、最初しか観れなかった。あれほどイタリアにガンガン攻められるセレソンを観るのは生まれて初めてかも。逆にイタリアもスペースをくれたねえ。

ロシア戦は楽しみにしていた。昨年のユーロのロシアが印象に残っていたから。案の定ロシアはいいチームだった。ロシアは「やるべきことをかっちりやるチーム」だ。監督はなんとカペッロ。かつての渋いサッカーのイメージから一転して、攻撃的なチームだった。守備に関しても俗に言う「コンパクトな守備」で統率がとれていた、なかなか負けないチームに仕上がっている(欧州予選では現時点では無敗無失点)。

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PostHeaderIcon 冬のマーケットをリードする?

前の記事では「もはやヨーロッパで活躍するブラジル人プレーヤーはいなくなった」といったような事を書いた矢先、今年1月の冬の移籍マーケットの締めの結果があがった。

「Transfermarket」というドイツの選手移籍情報サイトらしいけど、これのリストによれば:

1 ルーカス サンパウロFC→パリSG/400万ユーロ

2 ウィリアン シャフタール→アンジ/350万ユーロ

3 バロテッリ マンC→ミラン/200万ユーロ

4 タイソン メタリスト→シャフタール/155万ユーロ

5 パト ミラン→コリンチャンス/150万ユーロ

13 コウチーニョ インテル・ミラノ→リバプール/100万ユーロ

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PostHeaderIcon 2013年1月、そしてまた復活

ブログを休止してから2年以上が経ってしまった。

最後のポストは我がインテルの歴史的な敗北だった。インテルはよりにもよって、南米とヨーロッパによって守られてきたフットボールの覇権の中で、初めて他地域のクラブに負けたクラブとなってしまった。まあ、そんなクヨクヨすることでもないが…代表チームレベルではアフリカ勢は強い。

あれから、世界中の様々な出来事と同様、フットボールシーンも時代とともに大きく様変わりした。

その中で感じた最も大きな変化はバルセロナそしてスペインフットボールの隆興だと思う。一昨年の12月、日産(横浜国際)スタジアムでサントスを粉砕したあのチームは私が生で観戦した最高のチームだった。全盛期のメッシ、シャビ、イニエスタ、ピケ、セスク、そしてグァルディオラを日本で、この目で観られたのは、孫に語ることの出来る一生の思い出だった。

いまフットボールの栄光は長年たゆまぬ努力、投資そして挫折を繰り返し続けてきたスペインの手に渡った。Viva Espana! いま世界中のチームはバルサのゲームを何らかの形で取り入れている。先日、チェルシーに勝ったコリンチャンスもそうだった。

皮肉なのは、この史上最高のチームの一つといえるバルサが存在する時代に、それまでずっと、バルサの「創造」部門を何年も支えてきたブラジルのフットボールが、優秀な選手を輩出できなくなったことだ。これは偶然なのか、それとも必然なのか?しかも、そんな状態でブラジルは来年のW杯を自国で開催しなくちゃならない。困ったもんだ。

時代は変わり、フットボールの王座から引きずり降ろされたブラジルだが、それでもブラジルというプリズムから世界のフットボールはいくらでも見渡せる。それについて、少しずつだが、語っていこうじゃないか。