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PostHeaderIcon 欧州2連戦

3月のセレソンの欧州2連戦(イタリアとロシア)はイタリア戦を最初の15分ほど、ロシア戦はフルで観ました。

ここのところ欧州の強豪に勝てていないセレソンですが、今回の2試合ともに、またしても引き分け。新任フェリポンになって、何が変わったのか?といった感じでした。

イタリア戦は面白そうだったけど、最初しか観れなかった。あれほどイタリアにガンガン攻められるセレソンを観るのは生まれて初めてかも。逆にイタリアもスペースをくれたねえ。

ロシア戦は楽しみにしていた。昨年のユーロのロシアが印象に残っていたから。案の定ロシアはいいチームだった。ロシアは「やるべきことをかっちりやるチーム」だ。監督はなんとカペッロ。かつての渋いサッカーのイメージから一転して、攻撃的なチームだった。守備に関しても俗に言う「コンパクトな守備」で統率がとれていた、なかなか負けないチームに仕上がっている(欧州予選では現時点では無敗無失点)。

前半、ブラジルはまたしてもよく攻められた。両サイドから攻められまくった。師匠トスタン氏が言うには、ブラジルサッカーのスペースの与え方は一昔のサッカーのままだそうだ。自分はそのスペースの与え方が好きだったんだけどな

セレソンの攻撃はネイマール、フレッジ、オスカールそしてカカ、さらに後ろからエルナーネス。サンパウロFCからPSGに移籍した「ウィングマン」ルーカスを除いて、フェリポンはいま考えられる最高のメンツを揃えたといえる。が、輝きはない。

後半、先制を許してから、慌ててオスカルとカカの代わりにフッキとジエゴ・コスタ(誰?)を投入。唯一ロシア守備を突破していたマルセロの所にフッキの思い切りの良さが加わって、二人で左サイドを切り崩して、なんとか引き分けに持ち込めた。ブラジルのマスコミはフレッジがフェリポンを救ったなどと、しょうもないことを書いている。

これがいまのセレソンの実力…カカはもはや過去の人、「ポップスター」ネイマールはヨーロッパの強豪チームとやるとまったくうだつが上がらない。オスカールはチェルシーにいるときと同様、自分が決定的な仕事をするポジションを探し続けている。パトやガンソは大成しなかった。ドウグラス・コスタ、コウチーニョ、ヘナト・アウグスト、レアンドロ・ダミアンも同じ。救世主はどこにもいない。

かつて94年のロマーリオから2006年のロナウド・ロナウジーニョまで続いたクラッキの系譜がようやく途切れた感じだ。ワールドカップ4回分、優勝2回、準優勝1回。これだけ持ったのもブラジルだからこそ。スペインは次回、同じ黄金世代でW杯を2度勝てるだろうか。

 

FICHA TÉCNICA – Brasil 1 x 1 Rússia
Amistoso Internacional
Local: Stamford Bridge, em Londres (Inglaterra)
Data: 25 de março de 2013, segunda-feira
Horário: 16h30 (horário de Brasília)
Árbitro: Howard Webb (ING)
Cartões amarelos: Hernanes (BRA) e Eshchenko (RUS)

GOLS:

BRASIL: Fred, aos 44 minutos do segundo tempo
RÚSSIA: Fayzulin, aos 27 minutos do segundo tempo

BRASIL: Julio Cesar; Daniel Alves, David Luiz, Thiago Silva e Marcelo; Fernando, Hernanes, Oscar (Hulk), Kaká (Diego Costa); Fred e Neymar. Técnico: Luiz Felipe Scolari

RÚSSIA: Vladimir Gabulov, Anyukov (Kombarov), Berezutski, Ignashevich e Yeshchenko; Shirokov, Fayzulin, Glushakov e Bystrov (Shatov); Kokorin (Zhirkov) ( Grigoriev ) e Kerzhakov. Técnico: Fabio Capello

 

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