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PostHeaderIcon 愛と青春と期待の旅立ち

今日は聖地マラカナンでブラジル×イングランド、スタジアムが完成されていないためすったもんだがあったようですが、試合は予定どおり開催されるそうですた。

ここのところネイマール君について腹を立てたり、ベタ褒めしたり、自分についてもようわからん感覚です。とにかく彼がバルセロナに移籍したことで、新たな可能性、希望が芽生え、ワールドフットボールを見る一つの楽しみが増えたということで、良いのではないでしょうか。

トスタン師匠いわく…

「メッシ、イニエスタ&シャビは中へ、中へと相手DFを崩そうとうする。しかし、相手もそれをわかって中を固めるので、彼等は一度、ボールを外へ出さざるを得ない。だが、いまのバルサの外側の選手は縦に突破できないので、また中へボールを戻す。そして同じことがまた繰り返される」。

これがいまのバルサのフットボールが一部の人に「つまらない」と批判される理由だ。ボールポゼッションでは90分間圧倒するものの、ときには、あまり効果的でない。

「メッシ、イニエスタ&シャビこそが、ネイマールの外側でボールを持ち、仕掛けられる能力に期待している」。ネイマールはいまのままのプレースタイル、ポジションでいい。これがバルサでのベストシナリオだろう。

「サントスはもう、彼の能力を生かせるチームが作れなくなった。ネイマールがいつも一人で相手守備を突破しようとするなんて、効率がいいとは言えない」。ネイマールの退団とともにラマーリョ監督もクビになった。かつてブラジル随一の監督と評価されていたのに。

そして、「スーパースターでありながら謙虚な選手達と日々を共にできる」これがバルサに直接移籍することの最大のメリットかも、中途半端なチームを経由して下手に天狗になられても…。パトは見事に失敗したけど。

次はジーコ:「ネイマールは90分間激しくマークするDFにあまり慣れていない。欧州では、いろんなタイプの守備がある。それらにどうやって対応し、打ち勝てばいいかを学べば、セレソンでも安定して能力を発揮できるだろう」。

「メッシ一人の背中にのしかっているプレッシャーを軽くするためにネイマールが選ばれた。普通、これだけのレベルの二人が一つのチームでプレーすることは珍しい。二人がチームのために互いのベストを出すことができれば、凄いことになるだろう」。フットボールの「人間力学」を語らせたら、ジーコの右に出るものはいない。

最後にバルサOBのロマーリオが面白かった「ヨーロッパの方が厳しい?冗談だろう。だって、いまのバルサならリーガは楽勝。金儲け以外、ヨーロッパでプレーするメリットは本当にあるのか?」。たしかに、今のサントスでブラジル選手権を優勝する方が難しいよな。

そして、そのローマリオをなんとか手なずけながらバルサの黄金期を築いたクライフご意見番「ネイマールはそんなに上手いのか?見たこと無いからわからない。良いチームを作ることと、有名選手を獲得することは別の話だ」。へえ…

なんやかんやで、みんな話題にしているのです。

 

6 Responses to “愛と青春と期待の旅立ち”

  • 俺様カウンタック says:

    むぅ。

    レジェンズのこーいった記事を読めるのは、有り難い事です。

    ここに集え、南米サッカーファン達よ!と勝手な事言ってますが

    南米サッカーファン

    『ドーハの悲劇』以来、南米サッカー好きに出会う事は本当に難しくなりましたね。

  • futblogger says:

    昔のポストにコメントをありがとうございました。

    しかし、このあとネイマールのスペインの初シーズンはある意味、失敗に終わり(バルサ自体が失敗に終わり)、あの悲劇のW杯へと突入したんですよね。
    とはいえ、こうした積み重ねがあったおけがで、今季のネイマールは出だし好調のようです(あまり観ていませんが…)

    南米サッカーファンは日本でクラブワールドカップ(2012まで)やってたときは、結構スタジアム付近で散見しましたが、ここ10年ほどで、ほとんどヨーロッパ・サッカーに統一された感じですね。それは、日本だけで無く、私がよく出張でいく海外の国々でも同じです。当の南米でもそうです。

    まあチャンピオンズ観ていれば、基本、なんでも語れますもんね。

    私個人は、2011CWCの決勝、横浜スタジアムで直接、観た「バルサ4-0サントス」で衝撃を受けました。南米サッカーは完膚なきまで叩きのめされたな、と。当分は覆すことの出来ない差があるなと。それと同じ無力感を2014WCの準決勝ブラジル1-7ドイツで感じました。

    この先、南米サッカー復活の道のりは長いですね。

  • 俺様カウンタック says:

    夜分にお邪魔します。

    サントス×バルセロナをスタジアムで観ているなんて!!(;O;)

    あの試合は南米サッカーファンがしばらく放心状態になってしまった、プレミアムな一戦でしたよね。

    あの試合を生観戦してるとは、羨ましい~です。

    僕もたまたまその時間帯にテレビで観ることが出来たのですが、この試合は僕にとっての悪夢そのものでした。

    普段、バルサのサッカーは好きなのですが、冷酷で無機質なベップバルサには嫌悪感さえ抱いてしまいました。俺って奴はなんちゅー脆く歪んだ心なんだ!まったく!(笑)

    で、そうですか。

    南米でも リベルタ < CL なんですね。 なんかショックだなぁ‥ 

    たしかに、リベルタだとグループリーグは、客席は半分も埋まらないですもんね。
    トーナメント進出を懸けた試合でやっと満席、そして物凄く殺伐となりますが、、。

    オイルマネーがプレミアを飛び出し、フランスのパリ・サンジェルマンやモナコにまで渡ってしまったじゃないですか!?

    この感染がさらに広がっていくと、、もうCLは本当に夢のようなリーグになりますね。
    国内リーグは逆にファンの目が冷めていくようになっていくのでしょうか。。

    このサイトでふっちさんが指摘したように、『ブラジルからクラッキが出てこない!』とゆー非常事態ですよね。

    まったく出てきてないとは言いませんが、、プレースタイルに偏りがあるような感じがします。

    本来ならスアレスのようなフォワードが2、3人いるんだけど、喧嘩になってしまうから1人しか呼べない。みたいなアホアホな話題を提供しているはずなんだけどなぁ (~o~)

  • futblogger says:

    まあ、そういうことでしょうね…南米の運営と組織力&経済力では欧州の力を覆すことはできそうもありませんね。チャンピオンズというブランドを大切に守ってきたヨーロッパの人々に敬意を表します。

    ただまあ、それだけが全てでは無いのは、ワールドカップを観てわかりますよね。
    私はこの先、数十年後にアジアから強いチームが出てくることを期待しています。アジアはヨーロッパを経済的にも、文化的にも凌駕し続けていますからね。100年後には、南米はかつて存在したインカ帝国のような位置になってるかも。

    まあ、話を現在に戻して、ブラジルにいまずば抜けた選手が少ないのは、どういう訳か説明がつきません。まあ、サッカーがグローバル化したことが一番の理由かもしれませんね。でも、あるときからまたビッグバンのような複数のクラッキたちが一斉に出てくることもあるし。ドイツだって1990年に優勝してからずいぶん低迷しましたもんね。

  • 俺様カウンタック says:

    【100年後の南米はインカ帝国のようになっている】

    エキゾチックな例えをしますね。トギマギしました(笑)

    サッカーのグローバル化によって、一部の国だけが飛び抜けた存在ではなくなってきた。と、言うことでしょうか。

    極々最近も、『ノルウェー史上最高傑作が~』なんたらの15才の子とか話題に上がってますし、 ちょっと前に閉幕したunder16アジア選手権でも韓国の10番はバルセロナ所属の選手でしたね。

    日本からもバルサとレアルに才能を送り込んでますよね。

    これから群雄割拠の時代になっていくんでしょうか。

  • futblogger says:

    ほんと、エキゾティックですね…でも、その兆候は確実に現れている、というのも、昨年のクラブワールドカップで南米王者のアトレチコ・ミネイロがモロッコのチームに力負けしましたからね…あれもショッキングでした。

    まあ、でも、一つ言えるのは、南米は勝負どころはわかっている。調子が悪かったり、不利だったりしても、持ちこたえたりもする。とくにブラジル、アルヘン、ウルグアイあたりが。

    ドイツに大敗して世界を驚愕させたブラジルだったけど、アルヘンは決勝戦で互角に戦えたことが、その証拠ですね。

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