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確かにバルサ側の言い分は正当である。しかしそれはバルサというクラブ側から見た場合で、ブラジル代表から見た場合は、ロナウジーニョはいかなる試合にも不可欠であり、なんと言っても本人の意志で試合に出たのである。


バルセロニスタの言い分は、ロナウジーニョは今季二節目だというのにリーガでまだデビューせず、その間、ブラジル代表で2試合出ている。彼の給料はバルサが払っているのに、なぜクラブが損をしなければならないのか。
では、給料を払っていないセレソンは彼を招集してはいけないのだろうか、ロウナウジーニョという才能を育み、世界に輩出したセレソンのためにFIFA試合日(リーガ試合日ではない)に彼は祖国を代表してはいけないのか。
そもそもヨーロッパ・クラブのスカウトはあらゆる世代のブラジル代表に目を光らせ、隙あらば選手を引っこ抜き、欧州市場で転売し、大金を稼ぎだしている。そのビジネスの素である才能をはじめに見出したのは誰か。お金を払えばすべて我が物なら奴隷制時代の人身売買と同じだといえる。
結局、このテーマはこうした極論へと導くのである。
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