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PostHeaderIcon ビエルサ辞任とセレソン

現在ドイツW杯南米予選の首位を競うライバルの監督辞任はブラジルでも反響を呼んだ。アテネで優勝したばかりのアルゼンチン・チームは今後(未来永劫に)ブラジルにとって驚異の存在であった。


はっきり言えば、ビエルサ率いるアルゼンチン代表は現状のセレソンよりも戦術的に上だったのではないか。今年7月、ブラジル・ミナス州で行われた南米予選のホーム試合とコパ・アメリカの決勝戦でそれは明確だったように感じる。ただ両試合ともセレソンが勝利できたのはブラジリアン・プレイヤーの能力がズバ抜けている為ではなかろうか。
なぜブラジル人がビエルサのアルゼンチン代表に敬意を払うのか?それは、彼の仕事が独創的で、誰の真似でもなく彼の才能が作り上げたチームだから。これは02年W杯以前からの評価である。
セレソンは戦術面でもお隣のビエルサ代表に勝ることができれば、文句なし世界最強の代表チームだと胸を張っていえた。だが、その機会はもう来ない。残念な面もあるが、安堵感もある。これでクーペル監督でも就任すれば、アルセンチン代表は世界で最も攻撃的なチームから最も守備的なチームに一変するかもしれない。アルゼンチン代表とは来年6月の南米予選第15節(全18節)ブエノス・アイレスで再度激突する。

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