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PostHeaderIcon CLを支えるブラジル人プレイヤー

UEFAチャンピオンズ・リーグの熱狂ぶりはブラジル人にとっても羨ましいかぎりだ。ブラジルでもCLは放映されており、人々は異国の地にいる同郷人の活躍を見守っている。実はCLに参加するブラジル人選手の数は半端ではない。いまブラジルのサッカー・サイトでは“ブラジル人プレイヤーがいなければCLの面白味は半減すると思うか?”といったアンケートまで出回っている。


日本でも意外と知られていないのがCLに出場している中堅どころの各国代表クラブの殆どにそれほど有名でないブラジル人選手がいることだ。現在、CLグループ・リーグ第二節目が終わったところなので、彼等をピックアップしてみるのも面白い趣だ。以下、www.uefa.comから引用:
グループA(5)
・モナコ(FRA)(1):マイコン(右SB、セレソン)
・デポルティーボ・ラ・コルーニャ(ESP)(1):マウロ・シウバ(ボランチ、元セレソン)
・オリンピアコス(GRE)(3):リバウド(MF、元セレソン)、ジオヴァンニ(FW、元セレソン)、ダコール(FW)
グループB(10)
・レアル・マドリード(ESP)(2):ロベカル、ロナウド(周知のとおりセレソン)
・ローマ(ITA)(1):マンシーニ(右SB、元セレソン)
・バイエルン・レバークーセン(GER)(4):ホッキ・ジュニオール(CB、セレソン)、フアン(CB、セレソン、ジュアンと呼ばない)、ポンチ(MF)、フランサ(FW、元セレソン)
・ディナモ・キエフ(UKR)(3):ホドウフォ(ボランチ)、ジオゴ・ヒンコン(MF)、クレベル(FW)
グループC(7)
・バイエルン・ミュンヘン(GER)(2):ルシオ(CB、セレソン)、ゼ・ホベルト(MF、セレソン)
・ユベントス(ITA)(1):エメルソン(ボランチ、元セレソン)
・アヤックス(HOL)(2):カースミンスキ(左SB)、マックスウェル(左SB、セレソン)
・マッカビ・テルアビブ(ISR)(2):マルシオ・ジオヴァーニ(CB)、ブルーノ・ヘイス(MF)
グループD(11)
・マンチェスター・ユナイテッド(ENG)(1):クレベルソン(ボランチ、元セレソン)
・リヨン(FRA)(5):カサッパ(CB、元セレソン)、クリス(CB、セレソン)、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(MF、セレソン)、エウベル(FW、元セレソン)、ニウマール(FW、元セレソン)
・フェネルバフチェ(TUR)(5):ファビオ・ルシアーノ(CB,元セレソン)、ファビアーノ(左SB)、マルコ・アウレリオ(ボランチ)、アレックス(MF、セレソン)ノブレ(FW)
グループE(5)
・アーセナル(ENG)(2):エドゥ(ボランチ、セレソン)、ジウベルト・シウバ(ボランチ、セレソン)
・PSV(HOL)(3):エウレーリョ・ゴメス(GK)、アレックス(CB、元セレソン)、レアンドロ(FW)
グループF(12)
・ミラン(ITA)(4):ジーダ(GK、セレソン)、カフー(右SB、セレソン)、セルジーニョ(左SB)、カカ(MF、セレソン)、
・バルセロナ(ESP)(4):ベレッチ(右SB、セレソン)、シウビーニョ(左SB、元セレソン)、エジミウソン(ボランチ、セレソン)、ロナウジーニョ(FW、セレソン)(デコはブラジル生れ)
・セルチック(SCO)(1):ジュニーニョ・パウリスタ(MF、元ブラジル代表)
・シャフタール(UKR)(3):ジョアオン・バチスタ(MF)、マツザレン(MF)、ブランダォン(FW)
グループG(4)
・バレンシア(ESP)(1):ファビオ・アウレリオ(左SB、元セレソン)
・インテル(ITA)(2):ゼ・マリア(右SB、元セレソン)、アドリアーノ(FW、セレソン)
・ブレーメン(GER)(1):グスターボ・ネリ(左SB、セレソン)
グループF(9)
・ポルト(POR)(6):ペペ(CB)、ヂエゴ(MF、セレソン)、カルロス・アウベルト(MF)、ルイス・ファビアーノ(FW、セレソン)、デルレイ(FW)、マシエウ(FW)
・パリ・サンジェルマン(FRA)(1):ヘイナウド(FW)
・CSKAモスクワ(RUS)(2):ダニエウ・カルヴァーリョ(MF)、ヴァグネル・ラブ(FW、元代表)
以上、32チーム中の26チームにブラジル人プレイヤーが所属しており、計63人!がCLに登録されている。ちょっと数える勇気がないが、話ではフランスに次いでブラジルが最も多くのプレイヤーが参加している国だそうだ。フランスからは今回3チームが参加している。
いずれにしても、このリストには現在のセレソン・メンバーの殆どが入っており、これだけで、セレソンが2チームほど作れる。知名度の低い選手達もその殆どはU23代表以下の経験のある、つまりブラジル・サッカーのエリート集団(マグロで言えば大トロ)であることがわかった。ヨーロッパにはまだこの数の数倍をいくブラジル人プレイヤーが活躍している。
この圧倒的な数字に唖然とてしまう人は多いのではないだろうか。ブラジル人にしてみれば、これだけの選手がいつのまに出て行ったんだい!?と、まず嘆くほうが先だろう。
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