最近のコメント

Archive for 1月, 2013

PostHeaderIcon 2013年1月、そしてまた復活

ブログを休止してから2年以上が経ってしまった。

最後のポストは我がインテルの歴史的な敗北だった。インテルはよりにもよって、南米とヨーロッパによって守られてきたフットボールの覇権の中で、初めて他地域のクラブに負けたクラブとなってしまった。まあ、そんなクヨクヨすることでもないが…代表チームレベルではアフリカ勢は強い。

あれから、世界中の様々な出来事と同様、フットボールシーンも時代とともに大きく様変わりした。

その中で感じた最も大きな変化はバルセロナそしてスペインフットボールの隆興だと思う。一昨年の12月、日産(横浜国際)スタジアムでサントスを粉砕したあのチームは私が生で観戦した最高のチームだった。全盛期のメッシ、シャビ、イニエスタ、ピケ、セスク、そしてグァルディオラを日本で、この目で観られたのは、孫に語ることの出来る一生の思い出だった。

いまフットボールの栄光は長年たゆまぬ努力、投資そして挫折を繰り返し続けてきたスペインの手に渡った。Viva Espana! いま世界中のチームはバルサのゲームを何らかの形で取り入れている。先日、チェルシーに勝ったコリンチャンスもそうだった。

皮肉なのは、この史上最高のチームの一つといえるバルサが存在する時代に、それまでずっと、バルサの「創造」部門を何年も支えてきたブラジルのフットボールが、優秀な選手を輩出できなくなったことだ。これは偶然なのか、それとも必然なのか?しかも、そんな状態でブラジルは来年のW杯を自国で開催しなくちゃならない。困ったもんだ。

時代は変わり、フットボールの王座から引きずり降ろされたブラジルだが、それでもブラジルというプリズムから世界のフットボールはいくらでも見渡せる。それについて、少しずつだが、語っていこうじゃないか。