レアル・マドリードの憂鬱
完膚無き敗北。これがレアル・マドリード側から見たCL初戦(9/15、ドイツ・レバークーセン市バイアレナ球場)バイエルン・レバークーセン戦での3-0の敗北の捉え方だろう。レバークーセンからすれば、すべての選手が完全に役割をこなした完璧なゲームだった。
ブラジル視線からすれば、セレソンのFWロナウド対CBの二人ロッキ・ジュニオールとフアンの対決は二人のCBがFenomenoを完全に抑えた結果になった。
実のところロナウドは一度たりともロッキ・ジュニオールを抜けなかった。ロッキ・ジュニオールのブラジル国内での低評価を考えれば、これは予想外なことだ。フアンは見るたびに何かクレバーさを感じさせ、大物の片鱗が伺える。
それよりもジダンの存在感の無さには愕然とした。ロベカルはセレソンでも最近めっきり攻撃参加していないし、あとDFサムエルはボールではなく相手のふくらはぎばかり蹴っていた。
レアルは「有名選手だけ集めても良いチームは作れない」という教訓の見本のようだ。