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いよいよW杯も秒読み段階に入りましたね。

ブラジル代表のW杯招集リストは5月7日だそうです(あと一月半!)。開幕戦は6月12日。自国での準備期間はおよそ一ヶ月。

先の南ア代表戦がW杯前の最後の招集となった訳ですね(下のリストをご参照)。ここで一番の懸念はずっと前から言われてきましたが…なんと、フォワードのポジションが心細い。

南ア戦招集リスト:

Goleiro

Julio Cesar – Toronto

Jefferson – Botafogo

 

Zagueiros

David Luiz – Chelsea

Dante – Bayern de Munique

Thiago Silva – PSG

 

Laterais

Daniel Alves – Barcelona

Marcelo – Real Madrid

Rafinha – Bayern de Munique

 

Volantes

Luiz Gustavo – Wolfsburg

Paulinho – Tottenham Hotspur

Fernandinho – Manchester City

Ramires – Chelsea

 

Meias

Oscar – Chelsea

Hulk – Zenit

Bernard – Shakhtar Donetsk

Willian – Chelsea

 

Atacantes

Neymar – Barcelona

Fred – Fluminense

Jo – Atletico Mineiro

怪我さえ無ければ、このリストがW杯の招集メンバーになるはず。

上が19人だけだから、23人登録まであと4人呼べます。ゴールキーパーはもう一人必須なので、残る枠は3人。

サイドバックは盤石だけど、あと一人必要(インテル・ミラノの右SBにジョナタンってすげえのがいるけど、出てくるのが遅かったか…彼が左利きだったら。右はラフィーニャと左はフィリッペ・ルイス(orマックスウェル)で決定か。

CBをもう一人。ここは宝の宝庫だ。PSGのアレックス、アトレチコ・マドリードのミランダとか、ベンフィカのルイゾンなどが余っている。

そして、ボランチ群はコンフェデ杯のルイスグスタボ、パウリーニョ、エルナネスに加えてラミレスそしてフェルナンジーニョ。ここも盤石だ。ただ、パウリーニョとエルナネスは所属チームではもう少し前でプレーしている。

だから、中盤はオスカルかウィリアンにパウリーニョ、ラミレスまたはエルナネスが絡み、もう一人守備的なボランチを残す、いわゆる4-3-3。世界的なトレンドってわけですね。

サイドアタッカーはネイマール、フッキとベルナール(ルーカスは無理?)。私はフッキの爆発力が優勝へのキーになると期待している。

そして問題はセンターFW。昨年後半を膝の怪我で棒に振ったフレッジのサブにジョーというオプションしか見当たらない。ジョーは昨年のクラブワールドカップのあの出来では…W杯の重荷に耐えられるだろうか?自国開催だから、意外といけるかもしれないが…我がインテルもアレシャンドレ・パトやレアンドロ・ダミアンを輩出したのだが、決定的な活躍はできなかった。(ヴァウテルという100キロ級のユニークなFWも輩出したが)

とにかくフォワード枠に典型的なFWをもう一人用意するのか、それとも別のアタカンチを用意するのか…フェリポンはこの最後の一枠をどう使うのだろう。ダビド・ルイスをFWって手もあるな。

カレカ、ロマーリオ、ロナウド、アドリアーノ、ルイスファビアーノといった系譜。これまでセレソンは一度もFW不足には悩まなかった、むしろ1982年にはヘイナウド、2002年にはローマリオ、2010年にはアドリアーノを袖にした。

そのセレソンが…まさか、FW不足に陥ろうとは。いま欧州で最も活躍しているブラジル人FWはアトレティコ・マドリードのディエゴ・コスタ。ものすごくワードワークのできるポストプレーヤー兼ストライカーだ。なのに、FWを掃いて捨ててきたブラジルを蹴ってスペイン代表選手になった。これが因果応報か。

8 Responses to “フォワードがいない”

  • トンペイ says:

    いよいよ本番ですね・・・・・・
    攻められてるのに点が取られない、攻めてないのに点を取ってるみたいなフェリポンのタヌキサッカーが花開くか、散るか?2002年は、ええー、って感じでビックリしたんですよ。ドカベンの水島新司とか好きそうだな。
    メッシと同じ1987年生まれの年代は大豊作と言われて、ラミレスはよくぞここまで成長したって感じですね。本大会では期待してます。個人的にはパウリーニョよりもフェルナンジーニョの方がテクニックと知性に富んでいい選手だと思います。
    87年組ということでジョーは取り上げられますが・・・・・・個人的にはフッキのワントップにして敵CBと相対させることを提案します。
    ジエゴ・コスタのインタビューが今週号のWSDに載ってました。ジエゴという名前の由来はやはりwww
    スペインにはまだ充分に厚みを感じるせいか、ドイツやアルゼンチンより期待できるチームだと思います。

  • futblogger says:

    タヌキサッカーwww いいですね。
    準決勝のトルコ戦と決勝戦はさいたまスタジアムに観に行きましたが、たしかに、そんなイメージでしたね。ただ、3Rの破壊力は計り知れなかった…

    フッキを1トップという形もいいかもしれませんが、たぶんフッキのあの後ろから上がってくる良さが失われる気がします。スアレスみたいなFWがいればなあ…お隣りのウルグアイさんはFW余っている感じですね。

    ディエゴ・コスタのインタがWSDで載っているんですか?立ち読みしよっと。
    スペインはW杯後に沢山の若手が台頭してきたけど、まだこれといった選手が出てきてないようですね… イスコとか、モラタとか、もっとガンガン来るかと思いましたが。

    セレソンに関しては、大会中に周囲の予想を超えてレギュラーになる選手がいて優勝するのが慣例です:1958年のペレ、1962年のアマリウド、1970年のトスタン、1994年のマジーニョ、2002年のクレベルソンとかね。1986年の右SBのジョジマールが一番衝撃的でしたが。

    短期決戦が得意なフェリポンもそこのところ良くわかっているみたいだから(コンフェデ杯ではベルナールをよく使いました)。それもセレソンの楽しみ方の一つですね。

  • トンペイ says:

    フェリポンのサッカーは当時イタリア人にも不評だったみたいでアンチェロッティも「ブラジルから何も学ぶものは無い」って酷評してましたね。
    しかし歴史的に見て58年のニウトン・サントスから始まってリリアン・テュラムやカルロス・アウベルト、パオロ・マルディーニ、フランツ・ベッケンバウアーなどオシム風に言えば「エレガントなDF」がタイトルのキーになってきた事は事実、CBがゲームを作らないといけなくなった今、時代がフェリポンにおいついたというか・・・・
    DFの国なのにそれが分からないからイタリアは没落したというか・・・・・
    ある意味ファルカンや澤さんも「エレガントなDF」その文脈でいえばチアゴ・シウバこそファルカンの正統後継者といえるかも知れません。
    ザッケローニがやろうしていることは「エレガントなDF」を活かす事なのですが吉田、今野、森重は全く能力がついていけてない。ザッケローニの思惑はおそらく何年後かには世間に理解されると思いますが。視聴率編重のマスコミはトップ下報道に明け暮れDFの非力さに目を瞑っています。酒井宏樹あたりが突然覚醒しない限り日本代表は苦しいでしょう。

  • futblogger says:

    記憶では日韓W杯後、フェリポンはイタリア代表の監督に就任する予定で、現地入りして交渉していたと言っていました。イタリアは本気で次のドイツW杯を取りに行っていて、現にそうなりましたね。フェリポンは結局ポルトガル代表に就任して、大会ベスト4で終わりました。
    ゲームを作るCBは自分の記憶では94年のアウダイールかな。でも、もともと、その概念はブラジルが発端かどうかは怪しいですね。70年代にはベッケンバウワーもいたし、我がインテルにはチリ人のフィゲロアが有名でした。
    近年ではバルサのピケがダントツですね。ピケはヨーロッパ人CBの概念を変えました。ブラジルはいまチアゴ・シウバとダビド・ルイスの二人が安心して見ていられますね。ダンテは少し落ちる感じ…
    日本代表も吉田と今野のパスワークは安定していると思いますが、別の要素で批判を受けていますね。吉田が代表に呼ばれ始めたときは、日本のCBのレベルもここまで来たかと関心しました。まあでも、DFが強くなければW杯ベスト8には行けませんからね。

  • flavancha says:

    フッチさんとトンペイさんのコメントを眺めてるだけで最高です^^
    W杯がもうすぐそこですね。
    日本代表の健闘を願わずにはいられません。
    香川がアストンビラ戦で少し、彼らしさを出せたのは幸いでした。
    本田、ミランの10番もそろそろ皆に理解してもらえる頃だと思いますし、苦しいグループですが何とか突破して決勝Tへ進出してくれると思っています。
    相手国はコロンビアのバッカ、象牙国のドログバ、ギリシアのサマラスと優秀なFWが居るので、柿谷や大迫が同等の存在感を放ってくれることを期待しています。

    ジエゴコスタがスペインを選択したことをブラジルの方はどう思われてるんですかね。
    フッチさんのように仕方ないという感想でしょうか。

  • futblogger says:

    お、flavanchaさん、お久しぶりですね。トンペイさん、バルサのflavanchaさんですよ憶えていますか。

    香川も本田も苦戦しながら、がんばっていますね。
    ヨーロッパには世界中のトッププレーヤーが集まっていて、選手のローテーションも当たり前だから、毎試合出場しないからと言って、落胆すべきではないですね。むしろ、トッププレーヤーたちと毎日一緒に練習して、激戦の大会を戦っている学習効果は計り知れないでしょう。

    昨日はたまたまFCポルトの試合を観ていましたが、コロンビア代表のジャクソン・マルティネスというとんでもないジャンプ力と体の強さのFWがいましたね。コロンビアはファルカオいなくても、ポテンシャルは高そう。ただ、これまでのW杯では結果を出せてきていない。

    ディエゴ・コスタの件は、私はスペインでいいと思いますね。というのも、マノ・メネゼスとかフェリポンは思い出したように彼を招集しはじめると言い出したのは、彼がセレソンにフィットするとかじゃなくて(現にフィットしなかった)、単にスペイン代表に加わらないための策だったと思っています。そこらへんを感じたディエゴ・コスタはスペイン代表を選んだわけですね。スペイン代表なら、彼を本当に生かせるでしょう。

    昨日はリバプールの試合も観ましたが、スアレスがやばいのは周知のことだけど、フェリポンはコウチーニョは呼ばないのかな… 小柄ながら、プレミアに適応したね。エリアまで戻るし、競り合いもOK、ネイマールと同じ左側でプレーすることが多い。いずれ、ジェラールの後を継いで、リバプールの頭脳になれる。

  • トンペイ says:

    flanvanchaさんですね。このブログにいた他の方のことも思い出しました。みなさんそろそろ戻ってくるかな?

    僕みたいな主観全開の偏屈な新参者に暖かい言葉をかけていただいてありがとうございます。
    本田や香川も浮いたり沈んだりですが。サポーターとしてはリラックスして流れに身を任せたら良いと思います。幸いにもこの20年、日本サッカーが前に進んでいる大きな流れがあると思います。
    とはいえ僕もひいきの選手についてはいつもヒヤヒヤしていますがw

  • flavancha says:

    フッチさん
    トンペイさん
    いきなりすいませんでした。挨拶もなしに^^
    お久しぶりです。

    >単にスペイン代表に加わらないための策だった
    納得しました。これじゃジエゴコスタがスペイン代表を選択したのもうなずけます。
    スアレスの爆発継続してますね。先週のコウチーニョがBOX外から蹴りこんだ試合見てました。
    インテルミラノの時も素晴らしいと思ってましたが、ブレンダンロジャースの下縦横無尽にリバポ攻撃陣の牽引役になっていると思いました。
    スターリン、スアレスと組むトリデンテはプレミアでは異質ですよね。
    チェルシーが負けたからプレミア制覇が視野に入って来ましたね。
    ジャクソン マルティネス全然見てませんでした、、、
    ポルトの試合最近全く見てないので、見てみようと思います。

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