ブラジル2-1ウルグアイ、南米の洗礼
見応えのある試合だった。ウルグアイ…人口たった三百万人強の小国がよくもまあ、あれだけ奥深いサッカーができる代表チームを結成できるなと、毎回感心させられる。ダテに2度W杯を優勝した国ではない、これが伝統か。
とにかく、ウルグアイはブラジルの良さを消すことに関しては絶対的なモノを持っている。ルガーノ(サンパウロFCで名を馳せた)、アレバロ、フォルラン(いま我がインテル)、スアレスそしてカバーニ、ものすごい個性のある選手たちだな。
あえてセレソンのボランチにボールが渡るのを待ってから、一気にプレスをかけるやり方も独特だった。
一方でブラジルは両センターバックがやらかした。チアゴ・シウバとダビド・ルイスの二人の強みでもあるパス回しが狙われた。チアゴ・シウバのミスで失点したあと、チームは本当に精神的にきつそうだった。そこを無理矢理にでも攻撃にいかせたフェリポンの手腕だな。
カバーニは攻守で素晴らしい活躍をした。けど、あれだけ激しく守備もしていたら、ゲームの終盤でヘバるのは明らか。最も効果的に攻撃ができていた選手を守備で消耗させる作戦というのは…はたしてどうなのかな。「FWなのに守備でも頑張っています」パチパチパチ…でもないんだな。
結果、セレソンが勝ち切れたのは運がよかった。それに地元開催の利点もあるね、ネイマールのダイブを審判がよく取ってくれるようになった。決してブラジルがウルグアイより強いということではなかった。
Brasil 2-1 Uruguai
Local: Mineirão – Belo Horizonte
Gols: Fred (40 do primeiro tempo), Cavani (2 do segundo tempo) e Paulinho (40 do segundo tempo)
Cartões amarelos: Luiz Gustavo, David Luiz, Marcelo (Brasil); Álvaro González, Cavani (Uruguai)
Arbitragem: Enrique Osses (Chile), auxiliado por seus compatriotas Carlos Astroza e Sergio Romá.
Brasil: Julio César; Daniel Alves, David Luiz, Thiago Silva, Marcelo; Luiz Gustavo, Paulinho, Oscar (Hernanes); Hulk (Bernard), Neymar (Dante) e Fred. Técnico: Luiz Felipe Scolari.
Uruguai: Fernando Muslera; Maxi Pereira, Diego Lugano, Diego Godín e Martín Cáceres; Arévalo Ríos, Cristian Rodríguez e Álvaro González; Diego Forlán, Luis Suárez e Edinson Cavani. Técnico: Óscar Tabárez