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ブラジル2-2イングランド。辛うじて引き分けた、またしても。

試合の序盤から、わかりきっていたイングランドの4人×2列のプレスラインを突破できない。最終ラインはボールを持たさせてもらえるが、肝心のダブルボランチがそれを前に運べない、配給できない…ルイス・グスターボ(バイエルン)とパウリーニョ(コリンチャンス)。まるで、10年前のジウベルト・シウバとクレベルソンを見ているような…後ろ向きでボールをもらっては、DF陣にバックパスするだけ。

ブラジルは4-2-3-1のような感じで、前半は後ろの6人と前の4人の間が寸断されたまま、だらだらと時間を費やした。フェリポンとパヘイラという二人のブレーンがいながら、これだ…

まあ、後半になってそれに気づいて、エルナーネスを投入してからは、中盤底からロングボールが出るようになった。最初の得点はエルナーネスの上がりが起点だった。

ネイマールのことを持ち上げすぎたもんで、先入観なしに彼のプレーを観察することが難しかったが、やはり、イングランドのガタイのいいDFには手こずっていたね。オスカールとのコンビも互いに色々と考えすぎな感じだ。後半は真ん中に移動して、消えてしまった。それでも交代はされない。しかし、2点目でゲームを先制してからは母国イングランドは躊躇なく全員で引いたねー…これが現代サッカーか。世知辛いのう。

後半、マルセロが投入されて、フッキが左サイド。これで、チームはまたしても「やんちゃ」になった。昨年の五輪ぐらいから思っていたけど、いまブラジル代表で最高のアタカンチは誰かと聞かれれば「フッキ」と答えるな。フッキはブラジル国内であまり実績が無いため、批判を受けやすい。けど彼のチャレンジャー精神、思い切りのよさはセレソンに不可欠だ。W杯でぜひ爆発してほしい。

そしてマルセロ。彼のことをずっと懐疑的に見ていたけど、すごい左SBに成長したもんだ。あそこでドリブルするか、ってなくらい何も考えずに突破していく。後半、彼が入ってチームにものすごい勢いがついた。

マルセロとフッキはアホだ。素晴らしきアホだ。

ルーニーの2点目のダビド・ルイスの位置が気になった。ボールを奪われたとき、彼一人だけえらい下がっていたな。そこでラインを上げるか、カットに行くと思いきや、下げながらルーニーのシュートを許した。うーん…ジュリオ・セーザルを信頼しすぎているのか。彼の判断にはときには疑問符がつく。チアゴ・シウバとの意思疎通は上手くいっているのだろうか。

しかしまあ、チグハグなチームだこと。コンフェデ杯までに仕上がるんかいな。次は6月9日にフランスとのフレンドリー。

BRASIL 2 x 2 INGLATERRA

Gols
BRASIL: Fred, aos 11min, e Paulinho, aos 36min do 2º tempo
INGLATERRA: Chamberlain, aos 21min, e Wayne Rooney, aos 33min do 2º tempo

BRASIL: Julio César; Daniel Alves, Thiago Silva, David Luiz e Filipe Luís (Marcelo); Luiz Gustavo (Hernanes), Paulinho (Bernard) e Oscar (Lucas); Hulk (Fernando), Neymar e Fred (Damião)

Técnico: Luiz Felipe Scolari

INGLATERRA: Hart; Johnson (Cole), Cahill, Jagielka e Baines (Chamberlain); Jones, Carrick, Lampard e Milner; Walcott e Rooney
Técnico: Roy Hodgson

Árbitro

Wilmar Roldán

Local

Estádio do Maracanã, no Rio de Janeiro

2 Responses to “苦い紅茶”

  • スブッラ says:

    フッチさん、ザックジャパン惨敗でしたね。フェリポンのバントと盗塁で点を取るようなサッカー、あれこそ日本がやらないといけないサッカーだと思う。日本代表で一番よかったチームは2011年のなでしこを別格にすればロンドン五輪の関塚ジャパンだと思います。セレソンで未完に終わったドゥンガサッカーの完成形をそこに見ました。ザッケローニで一番の不満は関塚ジャパンの五輪ベスト4という実績にリスペクトが無い点です。今の日本代表は綺麗だけどつまらないサッカー、関塚ジャパンとは特にボランチで違いが顕著ですね。

    • futblogger says:

      スブッラさんこんにちは。すいません、ブログの方、怠けていました。
      これがザックジャパンの限界と見るのか、ここから新たに成長できるか…後半に入った乾とかをコンフェデ杯に連れて行っているところを見ても、何か手応えを得てほしいですね。次のイタリアは驚異的に強いですが。

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