冬のマーケットをリードする?
前の記事では「もはやヨーロッパで活躍するブラジル人プレーヤーはいなくなった」といったような事を書いた矢先、今年1月の冬の移籍マーケットの締めの結果があがった。
「Transfermarket」というドイツの選手移籍情報サイトらしいけど、これのリストによれば:
1 ルーカス サンパウロFC→パリSG/400万ユーロ
2 ウィリアン シャフタール→アンジ/350万ユーロ
3 バロテッリ マンC→ミラン/200万ユーロ
4 タイソン メタリスト→シャフタール/155万ユーロ
5 パト ミラン→コリンチャンス/150万ユーロ
…
13 コウチーニョ インテル・ミラノ→リバプール/100万ユーロ
上位五つの移籍のうち4つがブラジル人選手という、意外な結果だった。
ここで注目したいのは、ブラジル人選手たちの移籍先はどれもニューマネー(オイルマネー)を資金源としたクラブであり、かつてのビッグクラブではない。
冬のシーズン途中の移籍ということももあるが、ヨーロッパで活躍できるブラジル選手が減ったという現象と合わせて、かつて欧州で伝統を誇ったクラブたちも以前のような金の使い方をしなくなった。面白いのはミランがパトを放出してバロテッリを穫っている。財政健全化を薦めているようだ。