諜報員タファレウ
引き続き、W杯の話題でいきます。
今回南アフリカでセレソンのために他国チームの分析を行うテクニカル・オブザーバー役、つまり、「諜報員」にクラウジオ・タファレウ氏が任命。
09年コンフェデ杯でオブザーバー役を務めたマルセロ・カボ氏(ユース世代コーチなど)と二人体制で諸国の試合を見て分析を行うとのこと。
タファレウといえば我がインテルが輩出したセレソン史上最高のゴールキーパー(セレソンGK最多試合数を誇る)!
90年、94年、98年の三度のW杯に参加した。94年大会イタリアとの決勝戦でのPK戦を憶えている人は日本でも多いだろう。
右腕ジョルジーニョと合わせて、ドゥンガの黄金世代がまた一人加わった。
タッファ!!
タファレウが知られているもう一つの試合は、98年フランス大会準決勝のオランダ戦でのPK戦。あの大会、タファレウは94年のときほど絶好調ではなかったが、オランダとのPK戦で二つのPKを止めたことで、98年大会最高の試合と称されるあの死闘の幕を自らの手で閉じた。
あっし的には、ソウル五輪(1988年)のブラジル代表チームの若きタファレウを憶えている。ロマーリオもいた。チームは銀メダルでした。あそこから、ブラジルも五輪サッカーに本腰を入れたんだよな。
タファレウは残念ながら、我がインテルではタイトル無し。ヨーロッパでは、ガラタサライで崇めらている。ガラタサライの2000年UEFA杯優勝の立役者の一人とされる。
今回のW杯でセレソンのゴールマウスを守るキーパー、ジュリオ・セーザルも少年時代にはタファレウに憧れていたそうだ。あっし的には、ジュリオ・セーザルは3年ほど前から世界最高のGKだと思っている。カシージャスやブッフォンよりもコンプリートなGKだと思う。
ジュリオ・セーザルには、タファレウが見守るなか、最高の活躍をしてほしい。
タファレウさんには敵チームの的確な分析をお願いしやす!