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PostHeaderIcon 年末のプレゼント

クリスマスとお年玉。子供達には心躍る季節。

 

サッカー界最高のプレゼント「FIFA年間最優秀選手賞」も若きリオネル・メッシの手に収まった。

 

メッシは遅かれ早かれ受賞すると思っていたが、08-09のバルセロナでの圧倒的な実績(合わせて6冠)を背景に、あっさりと彼に決まった(ただし投票はクラブワールドカップの前に行われている)。あっし的には、ここはシャビでよかったと思ったが、メッシの方が話題性があるから。

 

このような個人賞そのものが、攻撃の選手が優先されるようになっている。ゴールキーパーやディフェンダー、それに守備的なミッドフィルダーが受賞することはごく希だ。テレビのサッカーの放映自体、攻撃シーンだけを見せたがる。攻撃が途切れると、その攻撃のリプレイ映像を流し、ゲームのビルドアップの部分はカットされることが多い。あっしは最終ラインと中盤の選手たちがビルドアップするのを見るのが好きなのになあ…


 

結局、テレビが攻撃の選手ばかり映すので、観ている方は「今日はシャビは消えていたなあ」なんて思っちゃうときもあるわけですが、実際は「今日もシャビは編集されていたなあ」と言った方が正しいかもしれない。そこがサッカーの不公平なところ。あっしもたまに観るNBAなどでは、ゲームのどの部分もカットしないし、それでいてタイムストップのおかげで、ふんだんにリプレイシーンも見せられる。それに、ディフェンスの統計データの評価も完成されている。

 

で、結局何を言いたいのか、というと、同じバルサのダニエウ・アウベスの事が言いたいのよ。回りくどくてスイマセン。だって、メッシの最優秀選手受賞のいくつかの理由のうち「年間6冠達成」といった偉業が挙げれられているけど、チームメイトのダニ・アウベスはいくつだと思いますか?


実に「8冠達成」です。


バルサではメッシと同じ6冠:

08-09 リーガ

08-09 UEFAチャンピオンズリーグ

08-09 スペイン国王杯

09 UEFAスーパーカップ

09 スペインスーパーカップ

09 クラブワールドカップ

 

そしてセレソンでは2冠:

南米予選1位通過(一応、優勝ということになっている)

09南ア・コンフェデレーションズカップ優勝

 

先のFIFAガーラ2009では、FIFPROベストイレブン(右SB)にも選ばれました。

 

そう、セレソンのダニエウ・アウベスこそ、ここ1年半ですべての大会に優勝した唯一のトッププレーヤー!もちろん、あっしも彼に世界最優秀選手の称号を主張しているわけではないし、彼が完璧な選手だとも思わない。でもとにかく、ダニ・アウベスは奇跡の一年を成し遂げた。それだけは称えてあげないと。

 

dav.jpg

 

「オレが総なめー」


1983年バイーア州ジュアゼイロ生れ。彼の「勝つスピリット」はセレソンには欠かせない。

 

アルゼンチンの選手が最優秀選手を受賞したからってムキになっているでしょ、って?いいや、そんなことは…あるかもね、笑。メッシに関しては、アルヘン現地の新聞記事のタイトルを引用しよう「代表チームでも同じことをして」。メッシとは来年が勝負だ。

 

というわけで、今年はこれでおしまいです。ワールドカップイヤーの来年はガツンと盛り上げていきたですね、不況とか言っている場合じゃない。このブログを読んで頂いている皆さん、よい年末年始を!

 

Feliz 2010 !!

 

801 Responses to “年末のプレゼント”

  • スブッラ says:

    ダニエル・アウベスいいですね。彼の所属していたセヴィージャが小さな経営規模でビッグクラブと渡り合い結果を残すというクラブだったので好感を持っていいました。バルサ移籍はまさに満を持してという感じで興奮しましたね。
    何ていうか彼の闘争心あふれてフルタイムで全力を尽くす、いざという時にチームを救うというのが小さい事自分が理想としていた選手というか人間に近いんで大好きな選手です。
    コンフェデの南アフリカ戦で途中出場から決勝点を決めた時、ドゥンガが「彼がFKの練習をずっとしていたのを見ていた。だから起用した」というコメントを読んでドゥンガは選手一人一人をよく見ている素晴らしい監督だ。これに意気に感じない選手はいないと感動しました。
    確かに守備の選手はバロンドールとかもらいにくいですね。NBAみたいに最優秀守備選手とかないもんですかね。

  • ジーコファン says:

    フッチさん、こんにちは。
    バロンドール。私は、あまり興味ないです。
    もともと欧州出身者限定だったし。政治的なものも感じるし。
    まあ攻撃的で、話題になった選手が選ばれると言う事ですね。
    良いお年を。

  • ポンタ says:

    今のセレソンにおけるダニエウ・アウベスの立場って94年のセレソンのカフーを見ているようです。
    あの時も右サイドバックのファーストチョイスはバランス重視のジョルジーニョでしたからね。サンパウロで南米最優秀選手となったカフーが控えに甘んじて出場機会も僅かでした。
    まぁ、アウベスはあの時のカフーと比べるとずっと重宝されてますが、マイコンの出来次第ではずっと控えに甘んじる可能性も…。でも今のマイコンとアウベスは確かに甲乙つけ難い!

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