最近のコメント

PostHeaderIcon アスリートの限界

日本のスポーツ新聞でも報じられたサン・カエターノのCBセルジーニョの試合中の死亡。死因は心筋梗塞。セルジーニョ(ミランの選手ではない)は今年2月、ブラジルの名だたる心臓専門病院で診察を受け、心臓の問題を指摘されていた。


つまり、彼もクラブも半年前からスポーツができる体でないことを知っていながらプレーを続けた。本人は自らの命で無茶の代償を払った。そして彼にプレーをさせたクラブに非難の声が集中している。クラブには現在、過失致死罪の容疑がかけられている。
話はガクンと変わるが、先月も埼玉県のとある小学校の運動会で父親が無理にカケッコに参加して突然死したという記事を目にした。スポーツとは無茶をすると本当に体に悪い。ロナウドがインテルで膝の故障を再発したあのシーンを今でも憶えている人は多いだろう。
なにゆえ芝生のうえで踏ん張っただけで、膝のじん帯が“破裂”するのか。今年のバルサのエジミウソンも1人でジャンプして、着地した瞬間にじん帯をブチブチと断裂してしまった。おそらくサッカー選手はアスリートとしての極限に達しているのではないか。
オ・グローボ紙のカラザンスが言うには、選手にはいまや個性などない、監督のコマにすぎない。監督が“こう動け、ここからここまでをカバーしろ”と言われれば、死力を尽くして動かなければならい。監督は完璧を求め、ときには暴君と化すことができる。これが現代のアスリート・サッカーの始まりだ。
セルジーニョはそこまで無理しなければならなかったのか?
serginhoacidente.jpg

Leave a Reply