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南米クラブ選手権コパ・リベルタドーレス決勝戦・第1試合、アトレチコ・パラナエンセ1×1サンパウロFC。
日本にいる知り合いたちにさんざん「広報」した試合だった。しかし、内容は大陸チャンピオンを決めるにふさわしいとは間違っても言えなかった。


本当に決勝試合というのは、わからない。今回のコンフェデ杯のように凄い試合もあれば、この試合のように緊張だけ伝わってきて、高揚感の無い試合もある。
最初からホームゲームでもアトレチコ・パラナエンセが守ってカウンターで仕掛けるのは予想していた、このチームのカラーだから。ただ、一言でいうとファウルをし過ぎる。全然、ボールが回らない、アンチゲーム。
サンパウロFCも慎重になりすぎた。アウェーといってもニュートラル・グラウンドなのだからもっと果敢に攻めてほしかった。サンパウロFCは独特な攻撃を持つ。3バックの前で2ボランチが中盤を駆け回りながら(ミネイロという「マケレレ」がいる)、両サイドバックのジューニオル(左)とシシーニョ(またはソウザ、右)が攻撃を組み立てる。トップ下にはダニーロという足の遅い、これまた不思議な選手がいる。
サンパウロFCのFW陣にはあのアモローゾとルイゾン(大会後は家康の地に移籍)、それにU20代表のナマイキ・ボーイ、ジエゴ・タルデーリ、そして膝じん帯断裂で今季絶望のグラフィッチなどがいる。
準決勝のサンパウロFCとリーベルの試合(1stLeg、サンパウロFCホーム、モルンビー球場)は今年観た世界中の試合の中でも最高だったのに。おかしいな?
jsportsの解説者の向笠氏も「同じ国同士の対決は面白くないってコトだね」とあっさり切ってしまっていた。国の威厳をかけることなく、互いの手の内を知っていることがデメリットなのだろうか。さらに2試合で行われるため、初戦は絶対に負けてはいけないという思考が先行してしまうようだ。
とにかく、来週の第2試合ですべてが決まるわけだし。決勝戦はアウェーゴール方式でないから、引き分けでは優勝者が決まらない、勝つしかない。ホームのサンパウロFCはもちろん最初から飛ばしていくだろうから、より攻撃的になるのは間違いなし。
またもや旗振り、フリーフリー、頑張れやオマエら!
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