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PostHeaderIcon 南米チャンピオン・クラブ決定戦

ブラジル・サッカーは止まらない。今週のブラジル国内の一番の話題は南米クラブ選手権「コパ・リベルタドーレス・デ・アメリカ?アメリカ大陸独立の英雄杯」の決勝戦、第一試合が行われる:
アトレチコ・パラナエンセ×サン・パウロFC
7月6日(水)21:40ベイラ・ヒオ球場(リオ・グランデ・ド・スウ州)
(日本でも7月7日(木)午前9:40にケーブル・テレビで生中継される)
両方ともブラジルのチームで、優勝チームは年末日本で行われる世界クラブ選手権で南米を代表する。


下馬評ではタレントを多く要し、経験豊富なサンパウロFCが有利とされる。しかし、パラナ州のアトレチコ・パラナエンセは堅牢な守備力を持ち、あなどれない相手。アトレチコは同大会の準々決勝でホビーニョ要するサントスにもホームで勝っている。
リベルタドーレス杯は南米のチャンピオンズ・リーグだといえる。ヨーロッパのような豪華絢爛さはないが、サッカーの真髄というか、奥の深さではCLリーグを凌ぐと(勝手に)思っている。なんとリベルタドーレス杯が同国のチーム同士で決定されるのは、これがはじめて(CLでもあっただろうか)。
ちなみに、いま移籍騒動で世界を騒がせているホビーニョが残留条件にしていたのが、この決勝戦である。ここで優勝して、日本に行くというのがホビーニョとサントスのここ数年の目標だった。その目標が3年連続でついえた今、ホビーニョに残された道は?
決勝戦第1試合が南部リオ・グランデ・ド・スウ州のベイラ・ヒオ球場で行われるのは、アトレチコのホーム・グラウンド「アレーナ・ダ・バイシャーダ」の収容キャパが3万2千人しかなく、南米サッカー連盟が定める決勝試合の規定である4万人以上に満たなかったため。パラナ州のクリチーバ市が本拠地のアトレチコはホームゲームを行うのに800キロ!も移動しなければならない。クラブと連盟が大いに揉めたあと、やっとこの決定が下された。
このアトレチコ・パラナエンセの球場は今年から日本の電気メーカーの京セラがスポンシングしていて「京セラ・スタジアム」に改名されたが、誰も「キョーセラー」なんて呼ばず、昔の名前で呼んでいる。「コパ・リベルタドーレス」も実は「コパ・トヨタ・リベルタドーレス」が正式名称だが、誰もそう呼ばない、マスコミでも。さすがサッカー歴100年以上を誇る南米である。(というか、なんで伝統ある名称にテメエんとこの企業名を入れたがるの??)
フッチブログも近くにある「味の素スタジアム」を「味スタ」とは呼ばない、「東京スタジアム」と頑なに呼び続ける。残念ながらとトヨタ・カップはそのまま呼んでいたが、この大会は終了してしまったので、もうどうでも良くなった。
企業というのは現われては消える、サッカーは永遠。これがフッチブログの信じる真理。
コパ・リベルタドーレス杯決勝、凄まじい激突を期待したい。
サンパウロFCの応援団のひとつTorcida Independenteが空を燃やす
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631 Responses to “南米チャンピオン・クラブ決定戦”

  • jumpin says:

    フッチさんこんばんわ!
    ケーブルテレビというとJ-skysportsで放送なんですよね。
    私も予約して見るつもりです。
    ロビーニョ、どうなるんでしょうね。
    前にマドリーフロントは7/8が交渉期限と設定していましたがその頃にはまた何か動きがあるかもしれないですね。

  • フッチブログ says:

    ホビーニョの件、いろいろ伏線があるようで訳わかんないです。
    ロナウジーニョがグレミオを出るときやカカがサンパウロFCを出るときと同じケース、
    つまりサポーターのブーイングを浴びてチームを去ることになりそうで非常に残念です。サポーターの愛着が強ければこそ別れも悲劇的。
    一流選手というのは相応のプレッシャーがあるんですね。
    とにかく今週はリベルタドーレス杯、仰るとおりjさんで生中継です。倉敷&向笠の名コンビに期待。

  • ブラジル勢同士の決勝初戦は寒く

    今ブラジルは寒いです。
    一昨日まで32度ぐらいあったのに、昨日になったら15度前後。
    日本だったらそんな寒く感じないはずなのにここだと馬鹿寒いです・・・・。…

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