UEFA杯決勝、ブラジル人同士クラッシュ!
試合は観ていない、でも嬉しくて投稿せずにはいられないニュース。今朝(現地5月18日夜)、ポルトガル・リスボンのジョゼ・アルヴァラーデ・スタジアムで行われたUEFAカップ決勝戦スポルティング・リスボン×CSKAモスクワは、アウェーのCSKAが3×1で勝利しカップを手にした。この試合に登録されたブラジル人プレイヤーは両チーム合わせて6人、うち5人がピッチに立ち決定的な仕事をした。
スポルティング側には現在のスーペルリーガ(ポルトガルリーグ)得点王のFWリエジソン(元フラメンゴ、元コリンチャンス)、右SBホジェリオ(元パルメイラス、コリンチャンス)、MFファビオ・ホッシェンバック(元インテルナショナル、バルセロナからレンタル中)、そしてベンチには02年W杯のセレソン・メンバー、CBアンデルソン・ポルガ(元グレミオ)の4人のブラジル人。
CSKAモスクワ側にはFWヴァグネル・ラブ(元パルメイラス)とMFダニエル・カルヴァーリョ(元インテルナショナル)の超攻撃的なブラジル人二人。
試合は地元で決勝を戦えるという千載一遇の条件にあったスポルティングがホジェリオのゴールで先制し前半終了、しかしCSKAは後半ダニエル・カルヴァーリョの3アシストで試合を逆転。3点目の得点者はヴァグネル・ラヴ。ダニエル・カルヴァーリョは試合MVPに選ばれた。22歳のダニエル(本当はダニエウ・カルヴァーリョ)については知る人ぞ知る、03年ワールド・ユース(U20)優勝メンバーの立役者でホビーニョやジエゴ同様、飛び級で昨年のU23オリンピック代表(本戦不出場だが)入りしたブラジルの至宝である。昨年ロシアに移籍したときは「何て所に行くんだよ、映像が観れないじゃないか」と嘆いたものだ。ヴァグネル・ラブも昨年セレソンでコパ・アメリカを優勝後、同じようにかの寒い国に移籍していった。
インテルナショナルのファンはダニエル、パルメイラス・ファンはラヴ、コリンチャンス・ファンはリエジソンを応援した試合だった。これでCSKAは初めてヨーロッパ・クラブタイトルを手にしたロシアン・チームとなった。クラブのメイン・スポンサーは富豪アブラモビッチ。チェルシー、チェルシーと騒いでいるうちにCSKAの方が先に大陸タイトルを獲得してしまった。
ロシア・リーグはまだ前半のようだが、今後ダニエルとヴァグネル・ラヴの将来が楽しみになってきた。どこかラテン・ヨーロッパのビッグ・クラブに移籍してほしい(ホビーニョやテベスの交換要員に使われそうで不安でもあるが)。
母国インテルナショナルで同じ釜のメシを食ったダニエルとホッシェンバックの雄姿
ほんとですね。
日本でもラブはパルメイラス時代に雑誌で紹介されています。
寒い国でも活躍できるのなんて新たな驚きです。
この試合はキアとコリンチャンスの会長が観に行ったそうです。目的はラヴ獲得だったようですが、優勝しちゃったんで移籍金が上がると踏んで、スポルティングのリエジソンに照準を変えたそうです。リエジソンの復帰はかなり濃厚のようですよ、でもちょっと節操がないなー、コリンチャンス!
一応、金には糸目を付けるということですね。
アブラモビッチ氏とはその辺がちょっと違う?
そうっすね、それにチェルシーにはピーター・ケニヨンとモウリーニョという「専門家」の両翼がいますからね。