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PostHeaderIcon サンパウロ市内のちょっとしたサッカー文化

(俺様カウンタックさんのコメントに返事していたら、なにかしら面白いネタになったので、投稿でまとめてみました)

サンパウロ市にあるビッグクラブ:コリンチャンス、サンパウロFCとパウメイラスについてです。

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俺様さん、こんにちはー。

お、今度はコリンチャンス・ネタですね。
たしかに、ヴィオラはコリンチャンス生え抜きですね。94年W杯優勝メンバーです。
デンチーニョもコリンチャンスユースですね。いまどこでしたっけ?
世界的に一番有名なのはリベリーノですかね、日本ではセルジオ越後さん。
エベルトン・リベイロもコリンチャンスだった。

でも、そこらへん止まりです。あとはみんな連れてきた。
ソクラテス、エジウソン、バンペッタ、エメルソン、ダニーロ、あとテベスも人気があった。
コリンチャンスは他のチームよりも大衆色が強くて、適応できるタイプの選手とそうでないタイプの選手がはっきりしています。技術うんぬんよりも気持ちでプレーするタイプの選手が好まれるので、例えばパトは入団する前から合わないと思っていました。

コリンチャンスの対称にあるのがサンパウロFCでそれなりに合理的、育成上手、ビジネス上手。パトも伸び伸び(?)とやっている感じ。

もともとはサンパウロ市では比較的、中流階級のパウメイラスの方がサンパウロFCよりも存在感があったのですが、ここ数十年で立場が逆転。
ちなみに移民の国のブラジルでは、一部のサッカークラブも特定の国のグループが創設した経緯があります。

イタリア系がパウメイラスとクルゼイロ(ミナス州ですが)。我がインテルもイタリア系が創設者ですが、名前とチームカラーからしてイタリア色はあまりなく、イタリア系共産主義者の残党だったのかな。インテルミラノとほぼ同時期に創設されています。

コリンチャンスはスペイン系(創設時はイタリア系もいた)、サンパウロFCはどちらでもない(新興勢力)。あと、ポルトガル系のポルトゲーザ、リオのポルトガル系はバスコ・ダ・ガマ。

ちなみにサンパウロ州がブラジルで一番経済的に発展したのは当時のイタリア系移民のとくに産業への寄与が大きいとされています。イタリア系の移民はいまでも総じて良い暮らしをしています。そこから一つ落ちるのがスペイン系、さらに落ちてポルトガル系(あくまでも一般論ですが)。そうは、言ってもみな中流層で良い暮らしですが。

つまり、ヨーロッパにおける経済力の序列がそのまま移民先のブラジルに反映されているわけですね。イタリアの産業は日本でも人気ありますよね、車やブランド品、文化(一方で、スペイン系の輸入モノはわずか、ポルトガル系は皆無)。パウメイラスが90年代最強だったのはパルマラットという乳製品コングロマリットの資金支援があったから。(実際はイタリア系マフィアのマネーロンダリングも行われたようですが)。ちなみに、当時の監督はイタリア系のフェリポン・スコラリさん。

コリンチャンスの歴代会長で有名なのはビセンテ・マテウスとアンドレス・サンチェス(この人はいまCBF会長の椅子を狙っています)といったスペイン系ブラジル人です。

まあ、話が長くなりましたが、パウメイラス✕コリンチャンスの戦いは、サンパウロ市のイタリア系とスペイン系移民同士の代理戦争でもあったわけです。それが大衆化して、いまでは薄れましたが、それでも、貧しい人々がコリンチャンスの方を応援して、パウメイラスとかサンパウロFCをやっつけるという構図はまだ残っているようですね。

日本ではトヨタカップのおかげでサンパウロFCの存在が大きいですが、ブラジルのサッカーを語る上でパウメイラスというクラブの存在は欠かせません。とくに歴史という面では、このクラブはけっこう面白い物語があって、オールドスクールのサポーターたちが残っているのが有り難い(サンパウロFCやコリンチャンスには4,50年前の歴史を遡ってクラブのことを語れるサポはあまりいない)。やっぱ、そこはイタリア系ならではでしょうか…

まあ、そんなことで、ぜひ一度、サンパウロ市内のスタジアム巡りをするといいです。パウメイラスのホームのパルケ・アンタルチカ、サンパウロFCのモルンビー、コリンチャンスのイタケロン(今年できた)。ニュートラル(市営)のパカエンブー。それらスタジアムのある地区の特色が、そのチームの特徴でもあります。この文化は日本ではまだあまり見られないようです(たとえば都内なら八王子市から、足立区までFC東京一色。東京なら三つぐらいチームがあった方が面白いのに)。

ちなみに、私が好きなのはパウメイラスのパルケ・アンタルチカ。こじんまりしていてアットホーム、まさに中流層の環境、以前、徒歩15分のところに住んでいました。モルンビーは近くに高級住宅街とスラム街が併存しています、街中からやや遠い。もっと遠いイタケロンのあるイタケーラという町は都市化されたらしいですが、かつてのイメージだと… 北斗の拳(笑)。

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とまあ、長々とした文章の最後にわたしゃあ何を言いたいのかというと、パウメイラスが日本であまり人気がないと嘆いているわけです。

サンパウロという街はイタリア系移民の影響を強く受けていて、100年ほど前の学校とか教会とか、いろんな施設や組織はイタリア移民が最初に作ったものが多いです。サッカークラブという発想も、当時はヨーロッパから入ってきたものですが、それをまだ未開発のブラジル社会で組織だって作ろうとしたのが当時のイタリア系を先頭に、ヨーロッパ系の移民だったのですね。

ブラジルサッカーがジャングルで木が伸びるように自発的に発展して、才能が芽吹いた感じがしますが、この当時の組織力がなければ、いまのブラジルサッカーの発展もなかったかもしれません。

まあ、いまでは当のパウメイラスが向こうで廃退の一途をたどっていますので残念です。もうひとつ市内の典型的な移民系であるポルトゲーザもはるか先に廃れてしまったので、やはり、多民族社会で特定の民族色にこだわらるクラブは変化に弱い、と言えるのかも知れません。(ミナス州のクルゼイロは強いですが)

おっと、サンパウロ州全体を見ればサントスFCもあることも忘れてはなりません。

しかし、考えてみれば、人口数百万の大都市といえども、たった一つの街でこれだけのフットボール文化、多様性、ストーリー性、対立軸、バイタリティのある場所は世界を見渡せばロンドンぐらいでしょうか。サンパウロ市だけで一つの宇宙、街を出なくても一生、ハイレベルなサッカーを堪能できる。

21 Responses to “サンパウロ市内のちょっとしたサッカー文化”

  • チビマル says:

    私的にはセレソンがすべてで、ブラジルのサッカークラブで贔屓にしているところはなく、ブラジルとは縁もゆかりもない人間なわけで…その時々で強いチームや好きな選手がいるチームが好きになってしまいますね。今はやはりクルゼイロが熱い。

    パウメイラスと言えば99年のリベルタドーレス優勝とトヨタカップでの惜敗。当時は若かりしアレックスがチームの司令塔でしたね。アレックスはセレソンでも期待してたんですがシドニー五輪での失敗でスランプになり活躍の場を失ってしまい残念でした。日韓大会の南米予選でのアルゼンチン戦では結構活躍した記憶がありましたが、結局ワールドカップの出場もなし。今シーズンで引退らしいですね。
    当時は他にもジーニョ、サンパイオ、マルコス、ジュニオール、アスプリージャもいたっけ…。なつかしいですね。

    まあ、自分はブラジルのサッカークラブ事情はよくわかりませんが、昔アデマール・マリーニョ氏の記事で、97年にクルゼイロがリベルタドーレスで優勝したとき、アトレチコ・ミネイロのサポーターはトヨタカップで全力で相手チームのドルトムントを応援していたそうですね。この辺はブラジルのお国柄と言うかサッカー文化というか…日本で自分を負かせたチームを応援するというような事は絶対ありえないようですね。やはりfutbloggerさんもグレミオだけは絶対認めないのでしょうか(笑)?最近起きたグレミオサポーターの人種差別問題は絶対許せませんけどね。

    話題がそれましたが日本ではやはりブラシルサッカークラブの情報も乏しいしメディアでの露出もないですし…有名な日本人選手が移籍して活躍でもしないかぎり日本に浸透しないでしょう。海外サッカーが好きで欧州サッカーなどをよく観ているヒトでもブラジルのサッカークラブを言ってみろと言われたら、きっと10チームも出てこないんじゃないでしょうか?やはり世界のサッカーの経済・文化はヨーロッパ中心なのだから仕方がありませんね。

  • futblogger says:

    チビマルさん、こんにちは。

    お、90年代パウメイラスのことを知っているのですね。一度、トヨタカップで来日していますもんね。

    アレックスはもともとコリチバが輩出した選手でしたが、当時はパウメイラスのアイドル的な選手でしたね。残念ながらセレソンでは万年サブ、定着できませんでした。でも、その後もクルゼイロやガラタサライで愛されました。いまコリチバに出戻りでプレーしているようです。

    ブラジルのサポーター事情は色々とあるようでして、仰ったように、自分のチームが戦っていないときは、ライバルチームの対戦相手を応援する、みたいな風習がありますが、あまり褒められたものじゃないですね。

    あとは、国が大きいので、州や地区によって贔屓の選手が違う。前にも書きましたが、サンパウロではマスコミも含めて、リオのジーコに批判的な人がいます。上のアレックスなどは南部で活躍している選手なので、逆にリオのマスコミに叩かれやすい、といったね。セレソンの看板が重いのは、そういったことがあります。

    私がグレミオについて思うのは、常に強いライバルでいてほしい、ということですね。そうなれば、インテルも否応がなしにレベルアップしなければなりませんので。私はガウショ地域の人間でもないので、それ以外のライバル意識はありませんが、過去にインテルを軽んじたグレミオ系のプレーヤーで嫌いな選手は当然います。その代表格がロナウジーニョでしょうか。

    ロナウジーニョは歴代のクラッキの一人ですし、バルセロナ入団時の来日ツアーの2試合(国立と磐田)とも彼を観に行っています。けど、ロナウジーニョの性格というか、あのチームが勝っているときには色んなトリックで客を喜ばせるけど、負けているときの端っこで存在感を消す切り替えの早さにはガッカリさせれてきました(2006年W杯とか)。それでもグレミオが輩出した世界的選手で最も有名、けど、肝心のグレミオ・サポも彼を嫌っているようですよ。まあ、彼はちょっと調子に乗りすぎたね、それに落下速度も速すぎた、もう少しセレソンで頑張ってネイマールとかを指導してやれば良かったのに…

    グレミオで尊敬している選手もいますよ、まず90年代はじめにいたヴァウド、つい最近までインテルにいたチンガとかね。そもそも、グレミオ事態、あまり目立った選手を出せてませんので(笑)。

    あ、それに川崎フロンターレもなんとなく応援したくない。

  • ジオ says:

    お晩どすー

    俺様カウンタック改め、ジオです。
    初めてここに来たときに物凄くテキトーに名前を決めてしまったので、、なんとなく変えてみました。

    で~

    僕は、『りとさん』の返信があったことに今さっき気付いたー!!
    長い間無視してしまってすみませんでした、りとさん(+o+)

    完全に流れを切ってしまいましたねぇまったく(~o~)

    遅レスでアレですが、、、
    一つだけ、質問に答えるなら僕のサッカースキルは白帯十段です!ちなみに段数は上がるほど素人って事です。

    セレソンのメンバー発表が待ち遠しい。

    エジージオ選ばれるかなぁ

  • ジオ says:

    こんにちわ(^.^)

    そーいえば、11月の代表戦は『海外組のみ』でしたっけね。↓一つ前のエントリーで触れてたのに、、なぜかよく理解出来てなかったみたいです(。・・。)

    ふっち兄『FIFAデーでもリーグ戦を開催するブラジル… 考えられへん!!』

    いや~~、本当に。

  • futblogger says:

    俺様改めジオさん、

    いまCLで結果を出している選手多数ですね。
    我がインテルからルイス・アドリアーノがまた選ばれて驚いています。
    なんと現時点でCL得点ランキングトップ。

    なんやかんやでドゥンガはチャレンジしている。

    上のパウメイラスのパルケ・アンタルチカは昨日、最後の試合が行われました。これからは新しいアリーナで試合が行われます、その名もアリアンス・パルケ。どっかで聞いた名前だな…

  • ジオ says:

    パウメイラスの新スタジアムがアリアンス・バルケ

    コリンチャンスはイタケロン

    コアな話題をサラッと提供してくれて感謝です。

    僕が耳に残っている印象深いスタジアムはパカエンブーくらいですね。日本人からするとイタケロンにしても『マジっすか!?』ってネーミングだなと思ってしまいます(笑)

    CLで活躍している”旬”な選手がいるセレソン。
    楽しみです。

  • futblogger says:

    ジオさん、お元気っすか?
    私は今日は気分は最悪です。
    週末はグレミオ4-1インテル。来季、リベルタドーレス杯も遠のいたし…
    上でグレミオの話をして、罰があたったかな???

  • ジオ says:

    アイタター(>。<)

    グレミオに痛い敗戦をしてしまいましたか。

    ダレッサンドロ君、感情を爆発させてましたね…

    1-4とゆースコア以上に、リベルタに出られなくなってしまうかも ってのが痛い。

    残り試合を考えるとまだ全然狙える位置にいるので、立て直してほしいこです

    さすがのふっちさんも言葉数少なめになってしまいましたか。。

  • futblogger says:

    まあ、今季のインテルにはあまり期待できなかったから…

    リーグ中盤の2位の時点で観た試合も、なんじゃこの脆さは、といった感じ。

    インテルの問題はなぜか選手を選ぶまでいいんだけど、その起用が上手くいかず選手を放出。放出された選手は別のクラブで活躍する:

    クルゼイロのヒカルド・グウラール、アトレチコのジョー、サンパウロのアラン・カルデッキとか、サントスのルカス・リマとか、ダミアンはまだまだだけど… ちょっと、起用のサイクルが悪い。

  • りと says:

    フッチさん、こんにちは。

    今更ですが、このエントリーのようなお話、大好きです^^(アレックス・ベロスの書いた『フチボウ』とか、ものすごく好きでした)
    ブラジルのフチボウ文化の基本、知らないことばかりでとても勉強になりました。おもしろい!

    州ごとに個性があって、ブラジレイロンとか、ほんと『ブラジル大会』なのですね。もし、MLBのワールドシリーズみたいなプレイオフを導入できる土壌(州ごとにリーグやって、上位だけでプレイオフをする)があるなら、それはブラジルだけじゃないかという気がしてきます(Jリーグの二期制・プレイオフはありえない。でも、メヒコもやってますね)。

    ああ、インテルとグレミオのゲームがあったのですか。心中お察しします…。

    >常に強いライバルでいてほしい、ということですね

    これ、よくわかります。
    ライバルが強くて、でも自分たちのほうがもっと強い! という状態、理想ですよね(笑)

    ジオさん

    こちらこそ遅い返信になってごめんなさい><
    僕はしばらく遊んでました(自転車のさいたまクリテとか観に行ってました)

    >質問に答えるなら僕のサッカースキルは白帯十段です!ちなみに段数は上がるほど素人って事です。

    じゃあ、間違いなくうまいです!(笑)
    僕は帯さえないですから…(笑)

    セレソンのゲーム観れていないですけれど、とにかくドゥンガになってから、結果がすごくついてきていますね。
    ドゥンガ、いい監督なのかな。

    • ジオ says:

      おー! りとさんお久しぶりです!

      そうですか、、、りとさんは夜の帝王となって夜な夜なほっつき歩いてましたか(笑)。なんだかんだでまたお話しが再開出来て良かったです(・∀・)

      で~、

      いやいや本当にサッカーは下手なんですよ。
      りとさんが帯を付けてないなら、僕みたいなもんはブリーフも履いてません… って、一体どこを目指した争いをしてるんだ僕らは(笑)

      にしても、ふっちさんのエントリーは他に類を見ないマニアさ&面白さですよね。
      サンバ隊の話にしても、サッカー以外のお話を読んだ時でも『スプライトを飲んでキッター!!』ってな感じで、爽やかな風が吹く感覚です。
      ブラジル生活者の生の話が聞けるのは楽しいですよね~

      ドゥンガセレソン、未だに不敗。 どこまで延びますかね、この記録(*’▽’*)

      • りと says:

        ジオさん

        >りとさんは夜の帝王となって夜な夜なほっつき歩いてましたか(笑)

        仰るとおりでした(笑)
        僕もジオさんとお話再開できてうれしいです^^

        >一体どこを目指した争いをしてるんだ僕らは(笑)

        大笑いしました(笑)。
        僕は最近あんまりボール蹴ってないので、さらに腕(足?)落ちてるので…、えーと、どのあたりのレベルなのでしょう?(笑)

        >ふっちさんのエントリーは他に類を見ないマニアさ&面白さですよね。

        ほんと仰るとおり! 僕が仮にスポーツ誌の編集部にいたら、フッチさんに原稿依頼します。日本のスポーツライターのほとんどよりレベル高いです。僕にとってはフッチさんの話、お金払ってでも読む価値ありです。

        >『スプライトを飲んでキッター!!』ってな感じで、爽やかな風が吹く感覚です。

        よくわかります(笑)。実に的確な表現!
        僕にとっては、ガラナ・アンタルチカを飲んで、キター! な感じです(笑)

        ドゥンガ、どこまで連勝伸ばしますかね~。
        どこかでうまく転んだほうがいいとは思うのですけれどね。

        • ジオ says:

          >ガラナコーラ飲んでキッター

          流石です。やはりあなたには適いませんね。

          だから、何勝負だ!?(笑)

  • futblogger says:

    りとサン、気に入ってもらって感謝です。

    さいたまクライテリアに行ったのですが、いいなあ。

    ブラジルは運営組織さえしっかり出来ていれば、世界最高のリーグになれた。
    80年代と90年代前半はまさにそんな印象でした。

    あの頃、最高峰と言われたセリエ観ても、一部のスーパースターを除いて「ヘタクソだなあ」というのが印象でした。サッキのACミランが現れるまでは…

    でも、そのスーパーミランと翌年のスーパーバルサを国立で撃破したのがテレ・サンターナ率いるサンパウロFCでしたからね…いま考えれば。

    私がこのブログを書き続けるのも、いまとなっては欧州に対して運営面で完全に差をつけられたブラジルの悔しさからでしょうか、むしろ、そのネタのおかげでやっている感じです。

    ドゥンガが監督になって、チームが「きゅっ」となった。「きゅっ」とね(笑)。

    • りと says:

      フッチさん、こちらこそ返信感謝です。

      >ブラジルは運営組織さえしっかり出来ていれば、世界最高のリーグになれた。
      >80年代と90年代前半はまさにそんな印象でした。
      >あの頃、最高峰と言われたセリエ観ても、一部のスーパースターを除いて「ヘタクソだなあ」というのが印象でした。

      なるほど。
      仰るように、昔は一部の選手を除いて、ヨーロッパの選手はブラジルの選手に較べて下手だなあと僕も思っていたものでした。なんでこれでプロとしてやっていけているの? と(だいたい2000年くらいまでそう感じていました)。

      それにしても、ブラジルの組織運営はやっぱりどうにもならないのですかね…。ヨーロッパ、特にチャンピオンズリーグは、見せ方とか相当参考になるのに。

      さいたまクリテも、運営をASO(ツール・ド・フランスの運営組織)がオーガナイズしていたので、ものすごく見せ方うまかったです(愉しかった~。最後の直線のところにいたのですけれど、選手速過ぎ!)。
      学ぶべきことって、ちょっと視点を変えれば無数にあるのですけれどね。

      >ドゥンガが監督になって、チームが「きゅっ」となった。「きゅっ」とね(笑)。
      それは確かに大事なことですね(笑)
      思えば、2010年のセレソンも別に悪いチームじゃなかったですしね(メンバーは気に入らなかったですけれど)

  • futblogger says:

    りとサン、コメントありがとうございます。

    なんか褒めちゃってもらって…有り難うです、オブリガアード

    さいたまクライテリアはそんなに迫力ありましたか?
    いま世界的な自転車ブームですね、こちらも欧州発祥の文化ですよね。
    私は自転車は乗っていませんが、健康的でいいな、と思っています。

    私は幸いにもブラジルサッカーを70年代の半ばから現地で観ているので(当時はお子様です)、その遺産で好き勝手なことを書いてます。
    これが編集室に入って、決められた締め切り、テーマで原稿を書け、と言われたら、おそらく、つまらない結末になっちゃうのだろうな、と思います。

    プロのライターは読者と編集部の両方に板ばさみになって、大変な思いをして原稿を仕上げているのでしょうね。いまはインターネットの影響で、色んなタイプの読者がいるから出版社も大変でしょう。サッカーも巨大産業になってしまって、下手なこと書けないし…笑

    • ジオ says:

      僕も、ふっちさんのコラムが掲載されてるコアな雑誌があったならば、毎回購入してますね。しかも毎回出るのを待ちわびて

      コアな内容になればなるほど読者も限定されてしまうのでしょうから、発行部数も少なく発行間隔も決まってない!?なんてものになりそう(^.^)

      プロのライターとなると、たしかに色々と大変な部分があるんでしょうね。

      その色々を無視出来るアマチュアだからこそ、自分の好きに没頭出来る特権があるのかもしれませんね。

      • futblogger says:

        私はトスタン師匠のコラムを読むとき、そんな感じですよ。
        でも、ドイツに大敗してからトスタン師匠も元気なさそう…

        私のは立ち読みでけっこう。

        • りと says:

          フッチさん、返信どうもありがとうございます。

          >これが編集室に入って、決められた締め切り、テーマで原稿を書け、と言われたら、おそらく、つまらない結末になっちゃうのだろうな、と思います。

          ああ、確かに仰るとおりかも。なんだか変なこと書いてすみませんでした。なんだか新手の荒しみたいでしたね。

          ただ、市場原理、というか拝金主義が蔓延りすぎているせいなのかもしれませんが、ここ最近のメディアの解説だとかには(一部を除いて)まるで価値がないと思っています。
          あと、編集(というかメディアのトップ)が、読者のレベルをあまりに低く見すぎです。地上波テレビに顕著ですけれど、見くびりすぎ。
          日本のサッカーはJリーグができてから飛躍的にレベルが上がりましたけれど、メディアのレベルは変わらず、というかだだ下がりなのが残念です。
          (なので、僕もトスタン氏の文章は読んでみたいです・笑)

          さいたまクリテは、空気感が本当によかった。華やかで、爽やかで。
          日本のイベントって、どうしても油みたいに(集金目的、開催側のへりくだりか高圧的な態度とか広告代理店の臭いが)べとつきまとわりつくのですけれど、さいたまクリテはそういうのがなかったです。フランスの空気をそのまま運んできました、という感じ。
          それが本当にうれしかったです。

          へえ、自転車って世界的なブームなのですね。
          自転車とかランニングのブームって、利便性を追及している社会への無意識のアンチテーゼ、と勝手に解釈しています(笑)
          で、自転車とか乗っているせいで僕は最近サッカー観れてないですし、ボールも蹴れてません(笑)
          まずいなあ…。

          • futblogger says:

            りとさん、日本のサッカーに関する報道について、まさに仰るとおりだと思います。
            どうも、欧米や南米と比べてギャップがあるのですね…たとえば、熱狂的なクラブサポーターに関しても、なぜか、日本だとどうも違う在り方を感じるのですが、逆にそれが日本特有のサッカー文化として、やがて世界に認められるのかもしれませんね。野球がいい例ですよね。

            そうした一つの文化の創生期を経験できている我々は運がいいのかも知れません。

  • ジオ says:

    【トスタン師匠】

    『熱帯ふっち』に度々登場するゲストコメンテーターですね。

    どこかのタイミングで訊こうと思っていたのですが、トスタン師匠のコラムとは日本語では見れない … ですよね?

    ポルトガル語、もしくはポルトガル語を英訳されたコラムをこの場所でさらに和訳して掲載してくれてる ではないのか?と思ってたのですが。

    どうなんでしょう。

    それって、本当にありがたい事だなって感じます(*^^*)

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