最近のコメント

PostHeaderIcon リバウド、ギリシャで再出発

近年ブラジルが輩出したスーパークラッキ、リバウド(本当はヒヴァウドと発音する)がギリシャのオリンピアコスで再始動。さらにセレソンへ復帰する決意をサンパウロのサッカー専門誌ガゼッタ・エスポルチーバに語った。


02年W杯ではロナウドとともに優勝の原動力となったものの、その後ACミラン、クルゼイロなどに移籍するが低迷を続け、今年は引退まで噂されたが今季ギリシャのオリンピアコスとサイン。あの尋常でないプレーが復活するのか、また期待がかかる。
JB紙のトスタンによれば、リバウドは他のトップ・プレイヤーのように、自分のイメージ作りを気にするということがなく、彼はシャイで独自の感覚を持っている。確かにミズノのプロモで来日してTV出演したときも言葉少なく静かな印象を与えた。
そんなリバウドがボールを持つと見せるあの執念のミラクル・プレーは他のどの選手とも比較できない、ブラジル人の想像すら超える。02年W杯ベルギー戦でみせたあの胸トラップしたボールを、わざわざ自分の背後に回し、振り向きざまのシュートで決めたあのゴールは誰も予想しなかったプレーだ。ペレやジーコだってあんなプレーはしない。
98年W杯のデンマーク戦でのゴールやバルセロナで量産した数々の芸術ゴール(どの試合かは忘れたが、でかいロングパスを相手エリア内で受け、ファースト・タッチでボールを切り返すとともに相手DFの頭上を超え、セカンド・タッチでダイレクト・シュートを放ったプレーなど)は現代サッカーの可能性をもう一度考えさせてくれる美技だった。
トスタンいわく「トップ・プレイヤーは通常次のプレーを予想しているものだが、リバウドはその場、その場で瞬間的に次の展開を見出す特異な才能をもっている」まさに、そのとおりの印象を受ける。だからリバウドは誰とも比較できないのだろう。
そんな地味でクセがあり、常にマスコミの批判の的となるリバウドも02年W杯優勝、99年FIFA世界最優秀プレイヤー受賞(当時はバチストゥータ、ベッカムと競う)、他にもブラジルやスペインのリーグ制覇とサッカー選手としての頂点を極めることができた。何もいまさらセレソンへ復帰しなくても良いと思うが。
rivaldo.jpg

Leave a Reply