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ネイマールには1年目のヨーロッパは思い通りにいかないことが多いが、むしろ、長い目で見ればその方がいい。

もちろんセレソンでは遠慮無く、自由にやれるし、W杯での活躍を期待している。外国の所属クラブで苦戦しているからといって、代表チームでも活躍できないと結論づけるのは早計だ。とくに、ネイマールのような天才は。

彼はいまバルセロナという特質なスタイルに確たる居場所を見つけようと戦っている。(そうなるか、どうかはわからない)

*ゲッティ・イメージ社の写真を非営利目的で転載できることになりました。これで、また、写真付きで話題を投稿できます。やったー!

20 Responses to “天才の汗”

  • トンペイ says:

    欧州でプレーするブラジル人の中ではトップレベルの実績を持つあのファルカンでさえイタリア生活の一年目は「こんなノロマ役に立たない」とメディアに酷評されましたからね。
    ファルカンは重要な試合で素晴らしいゴールを決めて絶賛されましたが、会長に「あなたとの約束は果たしましたよ。でもショーはこれっきりにしましょう。僕はチームプレイに徹するべきです」と言ったそうです。
    ネイマール君とファルカンではプレイスタイルは全然ちがいますが、ロナウジーニョやアドリアーノの二の舞だけはなってはならない!!

  • futblogger says:

    バルサでのネイマールの試合はできるだけ観ていますが、いまの彼の状況を言えば「選択すべきプレーができていない」といったところでしょうか。
    ネイマールは何でもできる、右からドリブル、左からドリブル、左右のパス、頭上からの。ただ、結果的にスペインの人々が望むようなプレーの終わり方になっていない、とでも言いましょうか。文化の違いと言うか、経験の浅さもあるし、これはある程度、時間がかかると思います。
    そのプレッシャーを感じてか、決定機でも外すようになってきた。これがいま、ネイマールにとってもっとも苦しい時点ですね。正念場ですが、これまでのネイマールはある日突然、そのレベルをクリアしてきた。だから、天才だと思うのです。
    ただ、W杯イヤーだけに、怪我だけはしてほしくないね。

  • トンペイ says:

    サイモン・クーパーは同年代ではネイマールよりゲッツェを評価しているようでして、ロンドン五輪でのネイマールのプレイを「まるで50年代のガリンシャのよう」と揶揄してましたね。カフーの「一刻も早く欧州で修行するべきだ」というコメントを紹介してましたが・・・
    ネイマール君にはガリンシャの名誉のためにも偏見を打破して欲しいです。
    とはいえなかなか海外で芽が出ない同世代の日本人選手を見ると「ハードル高いな」と思ってしまいます。
    宮市よ!ゆかり姐さんと忍姐さんに鍛えてもらえ!!
    しかし・・・・同じ素材でもリトルなでしこは恐ろしいですな・・・・・

  • flavancha says:

    確かに最近決定機に決めきれない場面がありますけど、クラシコでゴールしてくれましたし、前線の選手に危機感を与えてくれたお陰でアレクシスの動きは前年迄と大きく変わり、ペドロも良いコンディションをずっと維持してます。
    ジョルディアルバの使い方はイニエスタから学ぶ必要があると思いますけど、それ以外は加入してくれて本当に良かったと思っています。(会長の件は他所に置いときます)
    メッシがネイマールを常に気にして、自分が決められそうなときもパスを出したり、ミスっても咎めないのでいいなあと思って見ています。ペドロには怒るのに。。
    04-05、05-06くらいのロナウジーニョ+デコとメッシの関係に似てるなあって思ってます。

  • futblogger says:

    トンペイさん
    そうそう。ロンドン五輪のネイマールは私も大したことないな、と結論づけていました。そして翌年のコンフェデ杯が開幕しても、まだまだだな、と。けど、二戦目のメキシコ戦でいきなり覚醒した。
    ガリンシャはペレより上だというブラジル人が多いので、クーパーさんの揶揄は実は賛辞と受け止めることも可能だったりして。ネイマールはペレとガリンシャの両者になれる可能性があると思います。

    flavanchaさん

    ネイマールの先輩役にはメッシ、イニエスタ、セスク、シャビ、ダニ・アウベス、アドリアーノなど…これほど、恵まれた選手がいるでしょうか。
    実はメッシがトップチームに初加入した年に、ロナウジーニョの袖に隠れて来日したメッシを国立競技場で観たんですよ。
    あんときは、ロナウジーニョですら日本ではまだ知名度がなくて、一緒にいた友達に自慢したくて、途中で入ってきたメッシのことを「あ、アルゼンチンのガキがどうしたって?大したことねえじゃん」と。いまは、その友達に会わせる顔がないwwwww
    あのときですら、ロナウジーニョはメッシのことをすごく面倒みてた。自分の子供に得点させるようなパスをしてた。
    ロナウジーニョ→メッシ→ネイマール
    天才は天才を知るですよ。

  • トンペイ says:

    ガリンシャは今プレーしてたらクリスティアーノ・ロナウドみたいな選手になってましたね。
    フリーキックが蹴れて、ヘディングの打点が高く、一対一が無敵・・・・・
    映像とか見てても体は伝承の通り歪んでいるけど、爆発力を感じさせる。
    一方ネイマール君はとてもスマート、サイモン・クーパーの言葉を借りるなら「まだ大量破壊兵器じゃない」同年齢のペレによく似ている。
    線が細いととるか?洗練されてるととるか?

  • futblogger says:

    半世紀を超えた比較ですね。

    ところで、ネイマールじわじわ来てますね。

  • トンペイ says:

    ジャック・ティベールのコラムによると
    ガリンシャはセンターフォワードにコンバートされたとき
    「シュートが打ちやすくてまんざら悪くないな」
    って感想を漏らしたそうですね。実際W杯でも得点王になりましたし
    やはりファンタジスタといえど取るべき時に点を取らないといけませんね。

  • futblogger says:

    ネイマールがどうのこうの言ってるうちに、リーガでもCLでも点決めちゃってるんですね… まいった、まいった。

  • トンペイ says:

    ブラジルではネイマール君が頑張っていますが。

    リトルなでしこ完全優勝おめでとう!!!

    ある意味1970年のペレを超えた勝ちっぷり
    U17だけど凄い!!!!

  • futblogger says:

    おお、そうでした。なでしこU17世界制覇おめでとうございます!
    日本サッカーは女子も将来が楽しみですね。

  • トンペイ says:

    児野楓香のロマーリオみたいなフィニッシュに感動!
    岡崎が今シーズンでたどり着いた境地に16歳で!

    この娘が澤さんの後を継ぐか!

    今はファルカンやレドンドみたいにお上品に佇むことが多いけど
    北京五輪らへんは前目のポジションをちょこまか動き回るスタイルでしたからね

  • futblogger says:

    なでしこU17はハイライトしか観てませんが、技術ありますね~
    とはいえ、女子ではアメリカのスピード、ドイツのパワー、この二つに競り勝つことが大きな目標のような気がしますが、パスサッカーだけでは道のりは長い。

  • トンペイ says:

    メッシの時代が終わったみたいですね・・・・・

    メッシもロナウジーニョ同様メディアの作ったイメージに頼って自分を潰したようですね

    サイモン・クーパーが暴露したところにによるとサッカー選手の中にはまともにしゃべる知能もない選手も多いそうですね。
    なでしこの選手とかバラエティに出てますが御用ライター経由じゃないと自分の言葉を出せない選手に比べるとカメラの前で最低限しゃべってる選手のほうがよっぽど偉いです。
    澤さんのバロンドール授賞式のたどたどしくも謙虚なスピーチを見ても一層そう思います。

  • futblogger says:

    メッシは何シーズン前から、以前のようには動かなくなりましたね。当然、それはシーズンを通して力を加減していきながら、終盤を乗り切れるための知恵でもあるでしょうから、素人目には何とも言えません。
    でも、もしこれで、W杯で爆発したらバルセロナでのやり方がダメだった、という結論になりますね。
    サッカーは結果論、マスコミも、マスコミこそが結果論に踊らされる人々なわけですね。

    しかし、今回の国王杯2ndレグでは、ここ5,6年ではじめてレアルが実力の差を見せつけましたね。ただアンチェロッティの得意な構えたサッカーはあまり好きではありませんが。
    ただ、はっきりと言えるのは今のレアルはバルセロナよりも強い、と。

  • トンペイ says:

    ただマラドーナの86年の優勝にしても組み合わせやミスジャッジ、気候、戦術の過度期に恵まれたということでサッカーの歴史全体でみれば矮小なものですね。
    ジーコも「86年はフランスが優勝するべき」だったと言ってましたし。

    あの井上雄彦先生もメッシやマラドーナみたいな選手の事を作品で
    「見ていて面白くない、勝っても負けても一人で決まる、そんな味気ないもんじゃない」
    と批判してましたし・・・・・

  • トンペイ says:

    まあはっきりいってマラドーナが解放者だったのってもう30年ほど前までですよ

    今はただのポピュリスト・・・・

  • トンペイ says:

    マラドーナは誰でも記事や本にしたがるけど面白いものはほとんどありません。
    頂上決戦では、強さの理由・相性と言った駆け引きが全く
    介在しないパワー対決で、本気を出せば主人公の勝利、という構図が
    最初から明白だからです。

  • トンペイ says:

    マラドーナの後継者がアルヘンティーナから出るたんびに
    「また血筋で解決かよー」
    って思ってしまいます。
    澤穂希やジーコ、プラティニのような崇高な存在になるためには
    ただ血統のみで強い選手であってはならない。
    レイやトキに何も学ばないケンシロウみたいなもんだからね。
    敗北を知り成長する人間でなくてはいけない
    本当に尊敬される選手になるにはメッシはもっと負けてないと無理
    そういう意味では北京五輪はメッシはロナウジーニョに敗北するべきだったし
    2010年にバロンドールをもらうべきではなかった
    だが無敗街道を驀進させまくったバルサとFIFAにこの若者を一人前にする自覚はないようだ
    この10年あまりに痛かったがいい加減引導をわたすべきじゃないだろうか

  • futblogger says:

    トンペイさんの見方をする人も多いですが、マラドーナやメッシについては、世界規模でのフォロワーがいるのも事実かと思います。

    私自身、いわゆるマラドーナ世代です。86年大会はあのイングランド戦を含め、殆どの試合をテレビで生観戦したし、82年大会の未熟なマラドーナも知っている。私自身、ナポリ時代のマラドーナはサッカー史上でも最もセンセーショナルな存在だと言えます。残念ながら、現役のペレは観ていないんですよ。

    メッシに対しても、ずいぶん抵抗がありましたが、2011年のCWCのサントス戦は横浜競技場で生で観ました。メッシがサントスDF陣の真ん中をドライブしていくスピードに驚愕しましたね。こんな選手は観たことがない、と。あの試合が自分の中で、南米に対するヨーロッパのいまの優位性を決定的づけました。とても心苦しかったけど、事実は受け入れなければなりません。その優位性はいまなお変わりはないようです。今年のCL優勝チームは南米王者をおそらく粉砕するだろう、と。

    いまのマラドーナの存在に関しては、一見、くだらない素行ばかりと言えなくもありませんが、ペレというスタビリッシュメントに対する対抗軸を確立したという点で、興味深いです。ペレの次席に甘んじなかったマラドーナの反骨心に、あのナポリで北イタリアのチームをなぎ倒した気概を感じますね。

    先週亡くなったコロンビア人作家のガブリエル・ガルシア・マルケスの作品は世界から「マジック・リアリズム」と呼ばれていますが、マラドーナはその世界の住人ですね。欧州がどれだけサッカーコンセプトで先を行こうが、CLで世界を統一しようが、この「マジック・リアリズム」は南米特有のものとして残るでしょう。そして、マジックリアリズムはときたま異彩を放つ。

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