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PostHeaderIcon だれが連れていくのか、ホビーニョ

先日、ホビーニョの話をしたばかりで、新しい展開が生じた。オランダのPSVがホビーニョに2千万ユーロ(およそ25億円)のオファーをしたといわれる。最近のブラジル国内でもこれほどの高いオファー金額はなく、マスコミはホビーニョの行方について書きたてている。これに対し、サントスの会長は正式オファーはまだ無いとごまかしているが、ホビーニョ本人がオファーはあったと記者にのべている。


サントスはホビーニョをまだ手放したくないことを明確にしている。クラブの目論見は、まずホビーニョとともに今年のブラジル・タイトルを獲ること。2005年は南米クラブ選手権リベルタドーレス杯など主要トーナメントを狙い、2006年ドイツW杯メンバーにホビーニョが入ること。こうして、あと2年でビッグ・タイトルを目指しながら知名度を上げていくことでホビーニョの移籍金額を契約保証金の4千3百万ユーロ(およそ50億円)、つまりブラジル史上最高移籍金額を得ることを目的としている(現在の最高額はサンパウロからベティスへおよそ35億円で移籍したデニウソン)。ホビーニョの契約は2008年まで延長されたばかりで、かなり具体的な計画だといえる。
ホビーニョ本人もPSVには行くつもりはないと記者陣に話している。行くなら、ヨーロッパの主要タイトルを狙えるクラブに行きたいらしく、憧れのチームはバルセロナだと漏らした。つい最近、チェルシーからの一千万ユーロのオファーを断り、レアルやイタリアの4大チームからも打診を受けているという。
サントスは今年8月、チームの要のディエゴがFCポルトに、ヘナトがセビーリャに移籍したばかりで当面は財政面で困らない。ここ2年ほどの海外移籍事情は、カカがミランへおよそ9億円(サンパウロ・サポーターは今でもこの“大安売り”を悔やんでいる)で移籍したことで、全体に抑え気味だった。
PSVに関してはオランダでは常にトップ・チームで毎年CLへ出場する常連チームである。ロマーリオ、ロナウドの二人はこのチームを足掛かりにしてバルサへ移籍している。つまりホビーニョの思惑どおりのシナリオでもある。だから今年のブラジル選手権の結果いかんによってはPSVへ移籍する可能性はなきしもあらずだ。いずれにしても、まだ二十歳のホビーニョにはどんな可能性もありえる。
サントスはいつまでホビーニョを保てるか
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