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PostHeaderIcon 悪い予感的中

本日のコロンビア戦は0対0の引き分けで終わった。パヘイラ監督はコロンビアのやる気のなさに翻弄されたと言い訳をするが、これで大切なホームの2ポイントを失った。それでもアルゼンチンがアウェーでチリと引き分けたおかげで、セレソンは南米予選チームランクの単独首位に留まった。


スタメン3トップはフッチブログの予想どおり、ロナウド、ロナウジーニョとアレックス。これがまさか、まったく上手くいかなかった。ロナウジーニョとアレックスが中盤で被り、ロナウドがマークされると、両SBのカフーかロベカルに出すしかないのである。
こんなに攻撃パターンが少なくていいのか、と批判するのはトスタン。前半はこの調子でズルズルとマンネリ気味に終了。唯一攻守ともに良いプレーをしていたのが、左MFのゼ・ホベルト。中盤右はヘナトが入ったが、攻撃面では仕掛けることができなかった。ヘナトはこれでボランチ以外の役割を兼任できる貴重なチャンスを逃したことになる。
トップ下のアレックスも有効な仕掛けはほとんどなく、後半にアドリアーノに交代させられる。アドリアーノは投入後、幾多のチャンスを作り、ルイス・ファビアーノと争う“ロナウドの補欠”の座をより近寄せた。いずれにしても得点できなかったセレソンはスコアレス・ドローと、ブラジル北東部マセイオの町に詰めかけた大観衆を失望させた。
ベネズエラからマセイオに続いた“お祭り行脚”は尻つぼみで終わってしまった。セレソンが変に有頂天になると、毎度冷や水を浴びせられるのだ。わかりきったことだ。プラス面があるとすれば、それは失敗から得た教訓だろう。たとえば、右MFのジュニーニョ・ペルナンブカーノの補欠がいないということ。今回はヘナトが試され、後半はサントスのエラーノが投入されたが、やはり今のところ思い浮かぶのはポルトへ移籍したディエゴか。偶然にもこれら3人は今年前半、全員サントスの選手だった。
左MFのゼ・ホベルトの補欠もエドゥでは心細い。ゼ・ホベルトのような攻撃力(もともと彼はフラメンゴでウィングとしてデビューした)を兼ね備えた選手が必要だ。これができる選手は今ちょっと思い浮かばない。
今回の試合ではっきりしたのは、ロナウジーニョは中盤で自由を与えられていること。私が監督なら後半アレックスを変えずに、90分間何ひとつしなかったロナウジーニョを代えた。自由を与えられるということは、逆にロナウジーニョが調子が悪ければセレソンの攻撃はまったく機能しなくなるということだ。セレソンはバルサではない。誰もロナウジーニョのために動かないし、彼の引き立て役にはならない。背中の10番を輝かせたければ、自ら突出したプレーで示さなければプレッシャーに潰されるだろう。昨年、バルサに移籍した時にしたように。
いまではカカの不在を喜んだことを後悔する。あのトップスピードでボールを配給していく能力はセレソンには不可欠だ。
セレソンの10番は重たいはず
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