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PostHeaderIcon サンジョゼEC、女子クラブワールドカップ優勝!

サンジョゼよくやった!下馬評を覆して、見事にアーセナルを撃破した。はるばるブラジルから来日した甲斐があった、私も寒いなか観戦しにいった甲斐があった。

チームの完成度、クラブとしての組織ではアーセナルの方が上だったが、やはりブラジルサッカーの底力をあなどってはいけない。

準決勝では岡山湯郷ベルを簡単に退けたアーセナルだったが、試合開始早々、サンジョゼの個人技に戸惑った感じがした。ブラジルの選手たちの「ジンガ」を初めて体感して、それまでの組織とフィジカルでねじ伏せてきたスタイルに隙ができた。

そうだな…10年ほど前のクラブワールドカップの1stエディション:サンパウロFC✕リバプールのような感じかな…ゲームを支配するリバプールだけど、サンパウロFCの一瞬の個人技が怖い。ジーコ時代のフラメンゴ✕リバプールのようにはならなかったのは、アーセナル・レディースはいまの主流である、プレスをかけてコンパクトなサッカーができていたから。高い戦術と献身的なプレーを実践し、ある時間帯はサンジョゼを圧倒していた。

でも、そこは女子サッカー、試合開始早々にサンジョゼに先制されたのち、試合の主導権を奪い返そうとしたアーセナルだが、前半の終わり頃に選手たちに疲れが見え始めた。それまで効いていたプレスにほころびが少しずつ生じ始めていた。フルコートのサッカーでプレスをかけるのが当たり前になったいまだが、それは男子の体力があってのこと、女子はまだそうはいかない…けど、むしろ、その方が面白い。女子サッカーを観れば男子サッカーがいかに異常なほどフィジカル偏重に進化していったのかが、よくわかる。

試合は後半に入って、サンジョゼがまた盛り返す。リバプールも選手を次から次と変えてチームの活性化を図った(ルールでは5人交代できる)。けっきょく、サンジョゼがまた一瞬の隙を突いて追加点をあげて勝利。アーセナルは最後まで諦めずに、プレッシャーをかけ続けてよく戦った。元イングランド代表リアン・サンダーソンやイングランド期待の若手ジョーダンノブスなど素晴らしい選手がいた。

サンジョゼはなんやかんやで鉄壁の守備を披露した。キャプテン&CBのブルーナ・ベニテスはブラジル代表の正CBでもある。

両チーム合わせて代表クラスばかり。次は来年のWCで会うことになるだろう。

日本と南米とヨーロッパが対等にぶつかり合えるこの大会、女性版トヨタカップとして育てたい日本側の意図がよくわかったし、来年も続けてほしい。

 

・サンジョゼ 2-0 アーセナル・レディース

得点:ロザーナ(4分)、ジオヴァナ(71分)

観衆:1,3565人

サンジョゼEC

GK アンドレイア

DF ポリアナ、バジェ、ブルーナ・ベニテス(Cap)、レチシア・サントス

MF フランシエレ、フォルミーガ、ロザーナ(G、ヒタ・ボヴェ)

FW ジオヴァナ(G)、アンドレッサ、デビーニャ(シュー)

 

アーセナル・レディース

GK チャンベルラン

DF アレックス・スコット(近賀ゆかり)、エマ・ミッチェル、ケイシー・ストーニー、ニアンファヘイ

MF イエール・アベルブッフ、ジョーダン・ノッブス、リア・ウィリアムソン(キャロリン・ウィアー)、

FW 大野忍(フレダ・アイシ)、ダニエル・カーター、リアン・サンダーソン(クリスティー・マレー)

19 Responses to “サンジョゼEC、女子クラブワールドカップ優勝!”

  • ジオ says:

    こんちわーす!(*^^*)

    やりましたね。サンジョゼ見事勝利(^○^)(^^)v( ̄0 ̄)

    下馬評ではアーセナル有利だったとゆーことなら、喜びも大きい事でしょうね。やってる選手側は自分たちが劣るとは微塵にも思ってないのかもですが(笑)

    >女子はまだフルコートプレスは90分通しては出来ない。

    >むしろ、その方が面白い。

    : 不完全さを楽しめるふっちさんは素晴らしい。未完の美学。大人の楽しみ方です。(笑)

     大野や近賀の話が出さないとこがまた、世俗的じゃくてとってもいいですね(*’▽’*)

    僕の方はといいますと

    眠気に負け、寒さに負け、家族の圧力にも負け、行けませんでした(^^;)家族の圧力が一番むちゃくちゃでした。

    コアな試合を堪能したふっちさんは勝ち組ですよ!!(*^^*)

    • futblogger says:

      おっと、更新が遅くなってかたじけない。

      アーセナルは本当に南米のプレースタイルに戸惑っていた感じだった。
      勝ってもおかしくなかったけど…躊躇した。

      大野選手は素晴らしかったよ。とくにポジショニングが。近賀選手は控えであまり活躍できなかった。
      女性の世界で日本人選手は繊細なプレーを武器にしっかりと存在感を示しているね。
      女子でもワールドカップを優勝することの意義を感じさせてくれます。

  • ジーコファン says:

    フッチさん。
    おめでとうございます。勝ったんですね。なんか男子の歴史を見ているようですね。
    トヨタカップだって圧倒的に南米チームが勝ってましたから、
    それこそ南米の選手がヨーロッパにながれるようになってから
    互角あるいは、ヨーロッパ有利になってきた。
    トヨタカップとして最期はたしか、10勝ずつのイーブンじゃなかったかなー、間違ってたらごめんなさい。
    体格や組織に個人技で挑むいいじゃないですか~!
    まぁ個人技だけではないんでしょうけど・

    ジーコのフラメンゴとリバプールなんて今でも覚えてますが、
    ジーコマジックにリバプールの奴等茫然としてましたからね、
    痛快でしたよ。
    ジーコあの時のMVPのセリカ今でも大事にしていると聞きましたがほんとかな~!
    ブラジルにその車持ち帰るときも、当時は外国車をブラジルに持ち帰る事ができなかったらしいですが、大統領に掛け合ってあっさりOKが出たとか。すげージーコ。
    ジーコの話になると熱くなってしまう。すいませーん、
    フッチさんのファルカンといっしょですね『笑』

    • ジオ says:

      おー!! ジーコファンさん、マニアックネタの提供ありがとうございます!\(^^)/

      > 昔貰った車を今でも大事に所有している。

      なんかジーコらしくていい話ですね。

      ジーコらしいとは言ったものの、ジーコの全盛期のプレーはあまり観たことがなく。実際のとこ”ジーコらしさ”を全然知らない私なのでした。

      ジーコファンさんは、ジーコのプレーをたくさん観ているようなので羨ましく思います(*´-`)

  • トンペイ says:

    フッチさんお久しぶりです。

    ワールドカップ期間中はさんざん御迷惑をおかけいたしました。
    メッシとマラドーナに関してはだいぶ冷静になれました。

    女子サッカーは新陳代謝が進んで澤さんもすっかり影が薄くなりましたね。

    井上先生がマイケル・ジョーダンが引退した時
    「衰えて負けて終わる終わり方ではいけないのか」
    と批判めいたことをいっていたことを考えればこれが自然にかなった幕引きなのでしょうね
    ジーコもそうでしたね・・・

  • futblogger says:

    ジオさん、ジーコファンさん、トンペイさん、すいません、なんか仕事が忙しくて更新できません…師走ってやつです。

    トンペイさんおかえりー!

    また、今度ゆっくり時間のあるときに更新させてくださーい

    • ジオ says:

      お仕事大変ですね。

      どうか私生活に影響出ない時に更新なさって下さい。

      新しいエントリーが出るまで、昔のエントリーを遡って勉強してます(。^。^。)

  • トンペイ says:

    大野忍は中国で行われたペキン五輪で
    「ブーイングされるのって好き、ゴール決めて鎮まるのもっと好き」
    って言った神経がワイヤーロープで出来ているオナゴですからねえ

    ちなみにうちの料理店の女性スタッフは四人いますがそのうちの一人は

    武道の達人です。

    井上雄彦先生が数年前のインタビューで
    「剣道は顔を合わせただけでどっちが勝つか分かる」
    と言っていましたが
    「そんなもん嘘や、勝負は下駄をはくまで分からん」
    と一喝されて否定されてしまいました。

    天下無双は宮本武蔵でも範馬勇次郎でもなく、そのおばちゃんでした!!!

    ちなみに残りの三人のうち一人はスケ番でした。
    うちの店を襲撃しようとしたらその人たちに殺されると思います。

    本気で相手を殺そうと思ってプレーしてる選手はマラドーナと澤さんだけです。

    謝っといてよかった((+_+))

    • futblogger says:

      トンペイさん、大野選手を生で観て、本当に上手いなと思いました。

      これが日本が世界を制覇した世代なのか、と。

      しかし面白い職場で仕事をされているんですね、
      最近はオナゴの方が元気がいいのは、どの環境も同じのようです。
      私も身近に、とうてい勝てない女性が何人かいる(笑)。

      マラドーナはプレーもそうですけど、その時代背景を調べると面白いですよ。とくにフォークランド紛争やイタリア南北のライバル意識、あとは…ヨーロッパ大陸のコカイン汚染とかナポリのマフィア(やべっ)。
      あ、それにジーコも引っかかったイタリアのFISCO(脱税)問題も。
      そして、いまも続くFIFAとの確執。(ペレの対立軸としての存在は、ときには滑稽ですが、でもやっぱりFIFAの権力に立ち向かう勇気は大したもんだと思います)

      いったいマラドーナの後ろでどれだけの大物が絡んだのだろう…
      マラドーナが墓にもっていくだろう大物の名前のリストは他のどのサッカー選手よりも多いのだろうな、と想像します。
      マラドーナの書かれることの無い自伝と比べれば、イブラヒモビッチの自伝なんか児童絵本レベル(だろうと想像します)。

  • ジーコファン says:

    ジオさん、
    こんにちは、よろしくおねがいします。(^^)v
    ジーコの話になると熱くなってしまいます(^_^;)
    ジーコは、つぶさに見てきましたが、
    ほんとに、凄かった。特にフラメンゴ、ウィデネーゼの頃は、とんでもなかったです。白いペレと呼ばれた所以ですね。
    ジーコの話ならいくらでもあるので又フッチさんに御迷惑かけない程度に書かせて頂きたいと思います。
    ジオさんこれからもヨロシクです。

    • ジオ says:

      ジーコファンさん

      返信ありがとうございます!

      フラメンゴ、ウディネーゼ時代のプレーってどんなだったんでしょう!?中盤でゲームを作って機を見てスルスルと前に上がってボールを受ける… 藤田俊哉スタイル?
      いやーでもジーコは点取りすぎですよね。想像つきません( ´△`)

      セレソンでは見れないようなとんでもないプレーも飛び出してたんかなぁ(*´ω`*)

      私が言うのもなんですが、どうぞジーコについて熱く存分に語っちゃって下さい。(笑)

      こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!

      • ジーコファン says:

        ジオさん、今晩ゎ~(^^)d
        私よりフッチさんの方がよくご存知だと思いますが・・。
        フラメンゴのジーコは、司令塔というよりストライカーですね、ポジションは司令塔なんですけど、得点感覚がすごいです。
        フラメンゴのクラブ歴代最多得点記録508点
        マラカナンの最多得点記録333点
        2つともジーコが持っています。まあこの先破られる事はないでしょうね。まだヨーロッパにいい選手が流れてない時代ですから、いかにレベルが高かったかわかりますね。
        ロナウドが憧れのストライカーはジーコだった。と何かのインタビューで話してましたが、ミッドフィルダーでありながら
        この得点感覚はすごいなと。
        ブラジル国内で過去30年で一番の選手は、というITを含めた投票があったんですが、ジーコが一番になったそうです、ロナウドをダブルスコアで引き離して。フラメンゴの王位にいたんでしょう。

        イタリアのセリエAの時は、強豪クラブに邪魔され開幕から
        数試合ゲームに出れないようにされたんですが、
        1点差で得点王逃したんですよ。もしその4試合か5試合ゲームに出れていれば
        移籍した年に、いきなり得点王だったんでしょうね。

        いい気になって書きすぎてしまいました、
        フッチさん、すいません。

        ジオさん、私、ジーコや82セレソン以外何もしりませんので
        又色々おしえてください。よろしくm(__)m

        82セレソンの事は又書かせていただきます。
        テレ・サンターナのセレソン最高です。

  • futblogger says:

    ジオさん、ジーコファンさん、お久しぶりです。

    お二人で盛り上がってくれて、何よりです。
    ようやく年末モードに入りました。

    クラブワールドカップも追っかけで、ようやく見終わりましたので、
    次のエントリーで取り上げようかと思います。

    私はジーコ愛では、ジーコファンさんに到底かないません。
    私の愛はファウカン愛だから。

    • ジーコファン says:

      ですよね~~♪82セレソンなぜ中盤をカルテットにしたのか、
      テレ・サンターナの考えなんですが、ジーコとファルカンを同時に使うには、このフォーメーションしかないと思ったそうですよ。いい監督だったな~~♪。

      • futblogger says:

        中盤にドワドワッと才能が出てきたのがこの世代ですね。
        天性のジーコ、闘志のファウカンに知性のソクラテス、そして疲れを知らないトニーニョ・セレーゾ(いま鹿島)。

        前線にウィンガーのゼ・セルジオとエリア内の絶対王者ヘイナウド、この二人が怪我がなく、参加していたらワールドカップを取って、世界のサッカー史を塗り替えていた。82年はこの6人の上を行く選手は世界のどのチームを見てもいなかった。マラドーナはまだまだ若かった。

        いまになって、一つの素晴らしい世代に恵まれていたことを感謝しなくてはならないことを覚えました。これが私がスペインとドイツ代表から学んだことです。

        一つの世代として見ること。日本でもあれがいい、これが悪いという近視眼的な見方が「通」の間では飛び交っています。贔屓の選手を際立たせるために、別の選手をけなす、といった。
        いまの世代を全体として見れるサポーターは少ないのだろうか、というよりも、そういう人は黙って見守っているのでしょうね。

        宇佐美がアジアカップに呼ばれず、少しがっかりしています。

  • ジーコファン says:

    フッチさん。
    そうですね、この82セレソン予選リーグでマラドーナのアルゼンチン、フルボッコにしましたからね。点差以上に内容で圧倒してました。ファルカン、トニーニョセレーゾのドイスボランチもサキガケでしたね
    現在は、当たり前のフォーメーションですけど。
    もう一寸左サイドのジュニオールに守備の意識があればカウンターを食らう事がなかったと思いますが…

    それまで4 3 3が主流だったフォーメーションを、変則的4 4 2に変えて80年代のスタンダードを作ったテレ・サンターナ。
    このチームの意識を受け継いだのが前回WC優勝のスペインかな。なんて勝手に思っておりますが・・いやポゼッションという意味でですけどね。

    たしかに宇佐美は選ばれるだろうと思ってました。
    香川も心配だし、監督ほんとに、大丈夫かなー、裁判にならなければいいけど、
    アジアカップ連覇してもらいたいですね。

  • futblogger says:

    ジーコファンさん、たしかにスペイン代表は82年のイタリア優勝から外れてしまった軌道道を修正してくれた感がありますね。

    しかし、その流れに取り残されたのが、よりにもよって、いまのセレソンになろうとは…とほほ、です。

    なにはともあれ、アジアカップは楽しみにですね。日本はディフェンディング・チャンピオンですから。

  • トンペイ says:

    昨日NHKでまるでアギーレが有罪と決まったような報道でびっくりしました。

    汚職で捕まった役人や議員たちも「テレビでバーンと悪人と宣伝されたときの破壊力はすさまじい」と言っています。

    えん罪が晴れた人もこりてテレビの前にはでないそうです。

    ノリピーを追いかけ回す放送局のヘリとか見ても
    日本のマスゴミはほんとエゲツないっすよ

  • futblogger says:

    トンペイさん、

    アギーレさんの報道見ませんでした!

    日本は体裁をめっちゃ気にしますからね… サッカー協会の上に文科省というお上がいるから。
    文科省に関しては、日本バスケット協会のはちゃめちゃを先に何とかしろと思います。

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