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PostHeaderIcon ベスト8出揃う

さあ、いよいよ準々決勝です。

波瀾万丈のW杯と言われながらも、グループ1位で突破したチームがすべてベスト8に残るという、順当すぎる結果になりました。

なかでもW杯抽選会のときのシードアドバンテージを維持したのがブラジル、コロンビア、ドイツ、アルゼンチンそしてベルギーの5チーム。

とはいえ、ベスト16の8試合中、延長戦(+PK戦)で決着した試合が5試合と、まさに見応え満載、激闘の様相で楽しかった。(おかげで寝不足)

とくに面白かったのは、ドイツ✕アルジェリア、オランダ✕メキシコ、コスタリカ✕ギリシャそしてベルギー✕アメリカ。どの試合も最後の笛まで手に汗握る展開だった。

とくにアルジェリアの試合が、これまでドイツに対して抱いていた考えをある意味、覆してくれた。前半から飛ばしたアルジェリアの縦の攻撃がすごく効いていて、ドイツの守備の脆さが露呈した。中盤で奪えば、あまりパス交換しないで、さっさとドイツのDFの裏を狙うシンプルな攻撃。フランスもそれができるだろうか…フランスのポグバは今大会のベストボランチだと思う(ヤヤ・トォーレはとんだ期待外れ)。ビエラの再来だ。

ただ、一つ言えるのは、まだ下克上は起きていない(もちろん起きる可能生はある…)。伝統国は苦戦しながらも、試合の後半から終盤にかけて、相手の良さ、勢いを封じ込められる。

フランスしかり、ドイツしかり、オランダしかり、さらにはベルギーもアメリカに対してはしっかりと引いて守ってカウンターという戦い方をしていた。

一番、見事だったのはオランダ。試合後半、メキシコに先制点を許してから、5バックを4バックに、そして3バックに変化させ、どんどん試合を支配した(カイトという選手をユーティリティに使う)。最後は追い詰められたメキシコ。ロッベンのダイビングはPKではないが、あれがなくても敗れていただろう。メキシコにとってベスト8の道のりはなぜか遠い。

ちなみに、こうした強国の支配力に対して、縮こまることなく、自らのプレースタイルを貫き通したのが前大会のスペイン。あの戦い方がどれだけ見事だったのか、スペインが去ったいま、それを改めて認識する。

さて、準々決勝はどんな楽しみが待っているのだろう。セレソンに関しては、評価するのは難しい。ここまで心理面でロッキングされていては、正直、優勝も難しいのではないだろうか。

アカペラで国歌を唱うスタイルはコンフェデ杯では奏功したけど、選手があまりにも感激してしまうという逆効果がある…「もう絶対に負けられない」と、そしてその負けが現実味をおびるとパニックに陥る。人はパニックに陥ると、思考がフルに働かない、視野が狭まる。スポーツでは致命的だ。

コロンビア戦は相手そのものよりも、チームが心理面をいかにコントロールするのか、そこにかかっている。コロンビアの攻撃力はもう言うまでもないが、逆にけっこうスペースを与えてくれるので、セレソンもやりやすいはず。

コロンビア戦でメンタルの進歩が見られなければ、たとえそこを突破しても、次のドイツあるいはフランス相手はさらに難しいと思う。

3 Responses to “ベスト8出揃う”

  • ジーコファン says:

    フッチさん、お久しぶりです。
    blog再開されていたんでね、
    セレソン勝ちましたね、
    やはり自力があります。ダビド・ルイスのフリーキック凄かった、
    凄いプレッシャーのなか、・・・
    よくやった。フッチさん、若さを心配していましたが
    若さも波に乗ると信じられない勢いを出すものです、これからも大声援を背に頂点までかけ上がってもらいたいです。
    ただネイマールが心配です。
    オスカル!ネイマールの分まで頑張ってくれよ。
    それとドイツのインフルエンザ大丈夫なのてすかねー、
    対フランス戦、万全な状態でやらないと。
    又時々訪問させていただきます。
    フッチさんのblogの鋭い視線、切り込み楽しみにしています。

  • ジーコファン says:

    上記投稿、再開されていたんですね。の間違いでした、すみません。

  • futblogger says:

    ジーコファンさん、お久しぶりです。

    前みたいではありませんが、ちょこちょことブログ更新しています。
    いつでお、お気楽にコメントください。
    今大会は史上最高のワールドカップになる可能生が大きいですね。
    こんなに興奮するのは、開催地がブラジルだからでしょうか?

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