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アメリカ0-2ブラジル。

しかし、すごい勝利だったな。

 

W杯で激闘を繰り広げたあのアメリカを敵地、7万7千人観衆の前で、あっさりと崩しまくった。

ハミレス、アンドレ・サントス、ダニエウ・アウベス、ガンソ、ホビーニョ、ネイマール、パトたちが、ぐるぐるとボールを回して、アメリカの守備ラインを切り裂いたよ。

 

芸術的と呼ぶにはまだ早計だけど、この若い選手達が、W杯を戦ったばかりの強豪チームを相手にここまでやってくれるとは。

 

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実は、試合は前半しか観れなくて、後半はほとんど観ていない。開始早々、いきなりアメリカの猛攻に晒されたが、10分も経った頃から、中盤と両サイドバックがボールを落ち着かせ、ポンポンと前線に繋げるようになる。マーノ監督の「アーラ」たち、ホビーニョとネイマールが両サイドから崩し掛かるのは、まさにサントスFCのスタイル。

 

その崩し方が、かつての黄金期のブラジルと被る。小さなドリブルと細かいショートパスでアメリカの守備陣を切り裂いていく。と思いきや、ダニエウ・アウベスが斜め後ろから縦のクロスをパトに入れるんだけど、これが、また効いていた。


ブラジルのマスコミは試合後、ネイマールに脚光を浴びせたが、あっし的にはガンソがそれなりに力を出せて安心した。

 

ガンソの左からの崩し…やっぱり左利きのクラッキが中盤にいるのって違うよなあ。いったい何年ぶりでしょう、この古き良き満足感。この感触を一体、何にたとえようか…ふるさとに戻った気分かな。

 

ジェルソン、ヒベリーノ、ジャウミーニャ、ヒバウド、アレックス、デニウソンたちが並ぶ神棚にまた一つ、新しいスペースを用意する必要がありそうだ。

 

しかし、W杯の敗北からわずか一ヶ月余りでなし得たこの衝撃的な勝利が刻印してしまう、もう一つの結果的な事実は、今日の若手クラッキ達を呼ばなかった「ドゥンガの能力不足」なんでしょうな、残念ながら。

 

マーノ監督がコンセプト重視で始めることは予想されたが、ここまで「ブラジルらしさ」を復元してくるとは…それもたった二、三日ぐらい一緒に練習しただけのメンツで。この先、期待するなって方がおかしい。

来月第1週には、また親善試合があります。

 

EUA 0 X 2 BRASIL

ESTADOS UNIDOS
Howard (Guzan); Spector, Gonzalez, Bocanegra (Goodson), Bornstein e Bradley;
Bedoya (Gomez), Feilhaber (Altidore), Donovan (Findley); Edu e Buddle
(Kljestan).
Tecnico: Bob Bradley

BRASIL
Victor; Daniel Alves, Thiago Silva, David Luiz e Andre Santos; Lucas, Ramires
(Hernanes) e Ganso (Jucilei); Robinho (Diego Tardelli), Neymar (Ederson)
(Carlos Eduardo) e Alexandre Pato (Andre).
Tecnico: Mano Menezes

Data:
10/8/2010, terca-feira
Local: estadio New
Meadowlands, em Nova Jersey (EUA)
Arbitro: Silviu
Petrescu (CAN)
Assistentes: Joe
Fletcher e Daniel Belleau (ambos do Canada)
Publico: 77.223
pagantes
Cartoes amarelos: David
Luiz
Gols: Neymar, aos 27
minutos, e Alexandre Pato, aos 46 minutos do primeiro tempo.

3 Responses to “新生セレソン鮮烈デビュー”

  • スブッラ says:

    ネイマールについて本格的に知ったのは竹澤さんのジンガの本の中でペレやジダンをリスペクトしているというのが印象的でした。凄い快進撃!
    しかし同じジンガに出ていたロマリーニョやセルジオにも目の輝きやジンガを感じさせる身のこなしなどで当時のネイマール同様強い印象を持ったのも事実です。実力自体は大分差があると思いますが・・・
    彼らは今何をしてるんでしょうか?希望に満ちていた彼らが血のにじむ努力をしても入れないプロの世界の厳しさを感じました。僕がロナウジーニョ等のスター選手にきついコメントを書いてしまったのは彼らの事が念頭にあったからかもしれません。
    そしてまだまだブラジルにはタレントが埋まっている!ドゥンガは不覚でしたね。

  • says:

    序盤は連携面の問題から少しパスミスが多く、どうかな?と思って見ていましたが、さすがブラジル。
    長い間同じメンバーで闘っているアメリカに決定するべき場面で決定し試合を決めてしまう底力、選手の個人能力の高さに脱帽です。
    まだまだこれからよくなるでしょうし、マノのこれからの積み上げが楽しみですね。

  • ジーコファン says:

    フッチさん
    今回のセレソン、ファンタジー溢れる試合だったようで、何よりです。
    これからが楽しみ、私の注目は、ガンソ。
    ただWCのトーナメントを勝ち抜くには、ドゥンガのやり方も、ありだと思います。堅実的です。ただ結果が・・・・・・・・
    もちろんセレソンらしくはないけれど。
    セレソンは、中盤、前線にクラッキを配しかき回すのがセレソンらしい。
    でもドゥンガもよくやったと思う。ただこの世界(勝てば官軍だよね。)
    マーノ、あんがい・・ 凄い監督だったりして、期待。。

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