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PostHeaderIcon だからW杯はこわい

仮に、明日の試合で日本代表がオランダを相手に、前半終了間際に0-2で負けていたとする。最悪の可能性だが、起きないとは断言できない。

 

で、そこでだ。我々サポーターは、その負のスコアをよしと考えられるか?

 

おそらく「カメルーンに勝てたのに、もっとできるはず」と人々は考えがちになる。

さらにオランダがなんと、前半最後のプレーで一点を献上してくれたとする。

1-2で前半終了。

 

もう大変、テレビの実況は「あのオランダ相手に1点をもぎとりました!」

「自分たちの力を信じれば、きっと、いける!がんばれニッポン!」

とがなりまくる。(本当は視聴率が取れれば良いだけのくせに)



 

後半早々、日本は果敢にオランダ陣地に攻め込み、幾度となくゴールチャンスを創り出す。

日本の茶の間では歓声の連続。視聴率はピークのピーク!

後半30分、オランダはとうとう自陣に引いて、疲れたロッベンが、エリアと交代。

 

残りあと15分、日本は声援に後押しされて、覚悟を決めて攻撃に出る。

日本の守備はやむおえず、オランダの攻撃陣と1対1の形に、ファン・ペルシー、スナイデル、エリアの3人と駒野、トゥリオ、中澤の3人。

 

日本の攻撃を自陣エリア手前で潰すオランダは、さっさとスナイデルへとつなぐ。スナイデルからエリア、エリアが二人かわして、フリーのファンペルシーへと。ゴール、そしてまたゴール…

 

終わってみれば1-4、惨敗。こんなはずじゃなかった…

 

せっかくカメルーン相手に無失点でしのいで作り上げた貯金もパー。得失点差-2で、デンマークと決戦。デンマークはカメルーン相手に10で勝利(仮)して、得失点差は-1、日本はデンマークと引き分けでは、グループ突破はできない。

 

とまあ、仮の話です、くれぐれも。でも、これが昨日の韓国でした。

 

アルヘンティーナ相手にいけると思った韓国。しかし前半を12で折り返したときに、アルヘン側のシナリオも出来上がっていた。木村和司さんも忠告していた。なぜイグアインの代わりにMFではなく、アグエロが投入されたのか?アルヘンは狙っていた…韓国の場合、次戦でナイジェリアに負けた時点で敗退。13で負けていたら、まだ、違った可能性もあったのに…二連敗のナイジェリアに希望をあたえてしまった。次戦は殺し合いだ。

 

アルヘンは大量得点のおかげで、グループ通過、それも一位通過をほぼ手中に。ギリシャ戦は主力を温存することも出来る。

韓国はトーナメント・フェーズであれば、問題ない戦い方だけど、グループフェーズではどうだろう…いっときの栄誉のために、大きな代償を払った。

 

魚を釣るには餌を撒く、引きこもる相手を引きずり出すには、一点献上してやればいいのかも…恐ろしい作戦だ。もちろん、昨日は結果的にああなったのだが。

 

ワールドカップ恐いですか?恐いでしょう。

南アフリカを転がしたウルグアイ、フランスを転がしたメキシコ。第二節からは、こんな話が多い。

 

「南米、ラテンの人は忍耐力が無いから…」ですか、でも、まんまと中南米の策略にひっかかっていますよね。

 

とにかく、日本にとって警鐘になればいいですが。サポーター事態が「オランダ相手に、これぐらいの負けでよかった、と思えるかどうか」。

 

あっしに関しては「ブラジル×コートジボアール戦」が恐い、なにも起こりませんように。

 

孫子いわく:

「だから私は言うのである。『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。(敵の実力を見極め、己の力を客観的に判断して敵と戦えば、100戦したところで危機 に陥るようなことはない。)敵の実力を見極めようとせず、己の力だけを客観的に判断して敵と戦えば、勝つか負けるかはわからない。敵の実力を見極めようと せず、己の力すら客観的に判断できないで敵と戦えば、戦う度に危機に陥るであろう。』

 

2 Responses to “だからW杯はこわい”

  • ジーコファン says:

    フッチさん
    ほんとにWCは、こわいです。何が起きるかわかりませんし、また実力どうりに、最強チームが勝つのもWCですね。
    私は、アルゼンチン韓国戦は、番狂わせはないだろうと思っていたし韓国の今までの試合の結果だけで、(もしかしてアルゼンチンと良い試合するんじゃないか)なんて思ってるマスコミの愚かさ笑います。アジアのレベルなんて、まだまだそんなレベルじゃないと思います。
    ギリシャに2?0で勝っても今回のギリシャは、基準にはならない。過去ジーコジャパンの時ギリシャを下しましたが、その時のギリシャの方が、よほど強かった。(欧州チャンプだった)今回のギリシャ守備が穴だらけですよね。
    スイス、スペイン戦は、スイスは元々堅守のチームで、大崩れしないんですよね。スイスは馬鹿に出来ないチームで、守り抜いてカウンターが得意。ミニイタリアのような感じ(褒めすぎかな?)、スペインが点を入れられず焦りだすと、案外足元をすくわれると思っていたら、そうなっちゃいました。
    と言ってもスペインの攻撃力は素晴らしかったです。優勝候補の筆頭である事は間違いないですよね。あのバックから中盤は、ファンタスティックに溢れています。観ていて楽しいです。
    日本対オランダ楽しみですが、捨て試合でも良いと私は思っていまして、もちろん点差は最小にですけど、最後のデンマークに全てを賭けるってどうでしょうか。そのぐらい日本とオランダ違います。間違っても勝ちはないと思います。(勝ってほしいのは山々ですが)
    フッチさんご心配のブラジル、コートジボワール戦ですが、
    観れれば良いんですが、楽しみです。今回のセレソン今までと違ってファンタスティックにはかけるけれど、どっちかと言うと守備的で実用主義堅実的なチーム作りで、コートジボワールに足元を、すくわれることは、ないと思いますが・・・
    確実にドゥンガは、勝ってくるでしょう。
    私は、セレソンは、今までのように、華麗にファンタスティックに行け行けでガンガン攻撃の方が好きです。危なっかしくても(笑い)
    フッチさん、毎日更新楽しみにしています。大変でしょうが、頑張ってください。

  • ジーコファン says:

    ドイツ、フランス、敗れましたね。ほんとにWCは、こわいです。

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