ブラジル×イングランド
WOWOWで録画放送されます:
今日、11/17-17:00
WOWOWの日時を間違えたおかげで、「スペイン×アルヘンティーナ」も観れました。
しかしWOWOWさん、すごい力の入れようだね。録画といえども、二日連続でこのカードですか。来年のW杯に向けて、このまま頑張ってください。
ちなみに、今晩(11月23日)、NHKBS1で22:10から南米予選「アルヘンティーナ×ブラジル」の録画再放送です。フジNEXTで観られなかった人は、これをお見逃しなく。
では、久しぶりのセレソン・レビューへ:
まずは試合スタッツ:
BRASIL 1 X 0 INGLATERRA
BRASIL
Julio Cesar; Maicon, Lucio, Thiago Silva e Michel Bastos; Gilberto Silva, Felipe Mello, Elano (Daniel Alves) e Kaka; Nilmar (Carlos Eduardo) e Luis Fabiano (Hulk)
Tecnico: Dunga
INGLATERRA
Benjemin Foster; Wesley Brown, Upson, Lescott e Wayne Bridge; Jenas, Milner, Wright-Phillips (Peter Crouch) e Gareth Barry (Huddlestone); Wayne Rooney e Bent (Defoe)
Tecnico: Fabio Capello
Data: 14/11/2009 (sabado)
Local: Khalifa Stadium, em Doha (Qatar)
Arbitro: Abdulrahman Abdou (Qatar)
Assistentes: Waleed Al Mannai e Mohammed Dharman (ambos do Qatar)
Gol: Nilmar, a 1min do segundo tempo
Cartao amarelo: Foster (I)
しかし、プレミアを観ないあっしには、イングランドのメンバーがまったく知らない。フォスター、フィリップスとルーニーぐらいか…
ブラジル側の新顔はミシェウ・バストス、チアゴ・シウバがスタメン、途中投入のカルロス・エドゥアルド、そして日本で大人気のフッキ(Hulk→マーベルコミックの「ハルク」)。
ゲームはというと、ユニフォームの色が違わなければ、どっちがブラジルでどっちがイングランドか分らない…世界のサッカーは、もはや、すべて同じ形に集結しつつある。ボールを持たず、攻撃に人数をかけないセレソン。
カウンターするときは、カカ、ニウマールとルイス・ファビアーノの三人でチャッチャとやりのけてしまう。ロングパスなら、エラーノという職人を使えばいい。もちろん、両サイドバックは駆け上がりますよ。
あっしんところ(インテル)で育ったニウマールが、ここまでセレソンにフィットするとは。左サイドに開いては、走る走る。野ウサギのように走る。後方からニウマールにロングパスというバリエーションは脅威だ。所属のビジャレアルでもゴールを量産中。本来のレギュラー、ホビーニョにとっては脅威だね。(ホビーニョは怪我でベンチ)
イングランド側は、ルーニーの成熟ぶりが見れたね。あれほど、キープができて、全体の見える選手だとは知りませんでした。しかし、イングランドは試合を通して、引きすぎ。カペロ監督はカウンター狙いの4-1-4-1といった感じだったけど、カウンターを仕掛ける技量のある選手がいない。ルーニーが上手いからって、その特徴の選手じゃない。
ブラジルもカウンタースタイルだが、仕掛け役はカカ。いま世界でカウンター攻撃をまかせたら、右に出る者がいない。ドゥンガのコンセプトの要となる選手だ。
放送で面白かったのは、ドゥンガのコーチングがけっこう聞けたことだ。試合中ずっと、「ボールを回せ」、「さっさと前に行け」、「つなげろ」といったメッセージで、つまり、シンプルなゲームをしろと、しきりに葉っぱをかけていた。
試合の結果は、1-0でブラジルが勝利。エラーノの素晴らしい縦のクロスにニウマールが合わせた。その前の流れで、イングランド陣でボールを奪ったことに意味があった。相手陣に仕掛けて、ボールを失って、そこで戻らないで、またゴールを奪って、エラーノに渡して、ニウマールが走り込んだところにストン。
簡単なように見える流れだけど、そんなところに得点機がある。全員が試合を読んでいる、全員がボールを追っかける。だから、特別な選手はいない。ロナウジーニョ、アドリアーノやロナウドなどの別格タイプに頼らない、「しぶさ」が売りのチームになったね。
見逃しました。くやしい。
サイドを制するものはゲームを制すといいますが。サイドで攻守に献身的に働いて右足のロングパスという武器のあるエラーノを見ているだけで楽しいです。そういえば2年前のコパアメリカ決勝の先制点もエラーノが起点でしたね。