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13 Dec 06 19:20
Ahly Sporting Club – Sport Club Internacional
アフリカと南米の両雄を称えましょう。
(とりあえず、エントリー立ち上げ)
inter79-2.jpg
「無敗インテル79、おまじない」
インテル2×1アル・アハリ
なんとか勝ててよかったあ…まさか、クラブワールドカップ決勝戦に行けなかった初の南米代表が、よりにもよって我がインテルだったらどうしょう、そればっかり考えてましたよ、正直。「恥の文化」ですよ、ヤダけど、思考はそっちばかり行っちゃう。


内容に関しては、日本中が見たとおり「味気ない」ものでした。そんなもんす、とくに初戦は。そもそも、インテルナシオナルは華麗にゲームを支配して勝つようなチームではありません。うんとマークして、全員でボールを追いかけ回して、汗だくになり流れをたぐりよせ、少ないチャンスをモノにするサッカーなのです。いかにも泥臭いのです。
そいでもって、ちょっくらあゲーム展開について言えば、開始早々の20分くらいはよかった。フェルナンドン、アレックス、イアルレイとパトの攻撃的な4人で組んだ初のフォーメーション。ディフェンスは3バック気味で、もとは左SBのイダルゴがエジーニョ、ウェリントン・モンテイロの3人とボランチ役に徹する。いわゆる変則3?3?2?2。
前線のプレスからボールを奪い、ロング・シュートを撃ち続ける。やがて、相手のミスから、アレシャンドレ・パトがゴールを決める。ここでアハリも3バックに変えて、中盤を5人と厚くしてきた。前半30分くらいから、アハリの方が中盤を支配しはじめ、シュートを打ち始める。
このとき、もっとボールを保持してリズムを作ってほしかったのが、やはり左利きのアレックスだった。ボールを奪うも、攻撃に転じるところで、ことごとくブロックされていた。さらにイダルゴもボランチ役でパスミスが多く、左サイドをガラ空きにしては、突破されそうになり、相手を追っかけるハメに。エジーニョは前から思うのだが、もう少し、華麗さがほしい。ファウカンを輩出してるクラブにふさわしいボランチ役をこなしてほしいな。
いずれにしても、チームは芝生の短さにも対応できていなそうだった。緊張もしていただろうが、パスを受けるタイミングが合っていない。パスがどうしても伸びてしまう。後半開始早々、パト君が美技を披露しはじめるも、アハリが同点。パト君負傷で、ルイス・アドリアーノ投入。幸運にもセットプレーをきっかけに勝ち越しゴールを上げる。最後はアハリの猛攻を耐え、なんとか決勝に駒をすすめた。
交代は他にも、イダルゴに変えてフーベンス・カルドーゾ。イアルレイに変えてバルガス。この二つの交替はよかった。とくにバルガスを入れて、フェルナンドンをFWに上げたのがよかった。前かがみにくる相手に対し、効果的なカウンターを仕掛けることができた。
でも、インテルの課題はとにかく山積み。正直、アハリの初戦を見た限り、インテルは楽勝だと思っていた。でも、そうじゃないのね…いろんな要素が絡んで、日本でタイトルを獲るのも大変なんだなあと実感した。昨年のサンパウロFCの苦労がやっとわかったよ。
パト君は痙攣だけらしくて、次も出れそう。でも、彼には90分間はキツイね、だって高二だもんな。なんといっても、イダルゴとアレックスの左サイドに不安が残る。アベウ監督は思い切ってバルガスをスタメンにしてくる可能性もある。バルサが相手なら、左サイドにはあのジュリーが走り込むのだから、いずれにしても大変。
国立はブラジルから押し寄せた数百人のコロラードたちの声援で楽しかった。やっぱ、彼等は筋金入り、愚直なまで「アホウ」だな。みんなでポル語でインテルを称え、ロナウジーニョを罵声しまくった。家に帰ってテレビを観てみると、試合のインターバルにロナウジーニョが余裕で「練習中…」の風景、まったくもう。あっしのDVDでは、カットされるよ?
まあ、次の試合、相手がアメリカかバルサだろうが、このアハリ戦のようなパフォーマンスじゃ勝てないだろうな。そんなツッコミどころだらけの、あっしのインテルだけど、日本のピッチでその雄姿を観れただけで、泣けたよ。ああ、ホントに泣けた。

533 Responses to “Internacional X Al Ahly”

  • peixe says:

    フッチさん
    先ずは 決勝進出おめでとうございます!
    パト君いきなり決めたし(足は大丈夫?)
    以前こちらで話題になったルイス・アドリアーノの神様コースのカベッサ!シビレマシタ☆
    そしてフェルナンドンの何たる渾身的なプレー。 こちらもシビレマシタ(笑)
    失点は油断かな? ^^;

  • フッチブログ says:

    peixeさん、
    いよいよバルサ戦です。
    とあるスポーツバーにいて、大勢のバルサ・サポのなかで一人、アメリカを懸命に応援しましたが、残念です。
    まあ、次はアメリカの敵も含めて、バルサを吹っ飛ばす!ロナウジーニョがチンタラやろうもんなら、足をへし折る。
    パト、ルイス・アドリアーノ、生え抜き達がやってくれました。フェルナンドンと合わせて、次は3?0。
    3?0でインテルが優勝?!!バルサに勝てば正真正銘の世界一として認められるだろうから、バルサが相手でよかった。

  • Goaly says:

    インテル決勝進出しましたね。
    決勝戦で是非ともバルサとグレミオなガウショを叩きのめして欲しいですw
    ところでGKのClemerはなんか安定しないですね。
    良いプレーもあるんですけど・・・・・。
    あの失点シーンで一番気を抜いちゃいけないポジションの彼が気を抜いちゃったせいで得点されましたし。
    次がバルサ相手となると少し不安ですよ。
    とにかく決勝はブラジル人と共にインテルをブラジルから応援させて頂きます。

  • フッチブログ says:

    Goalyさん、
    まじ、昨夜のアメリカ戦はむかついた。なに、あの「練習ゲーム」?すごい腹がたちましたね。あんな試合、自分たちの才能を誇示したいだけ。ぜんぜん、面白くないし、相手に対して敬意がなかった。まあ、デコは相変わらず素晴らしかったけど。
    ここにきて、やっとチェルシーとモウリーニョの気持ちがわかりましたよ。バルサとロナウジーニョを真っ二つにかち割ったる。
    「世界の中心でロナウジーニョを叩きのめす」

  • jumpin says:

    フッチさんおはようございます。
    ワタシもこの試合はフッチさんの応援するチームという事でスゴく興味がわいてまして、仕事は急いで片付けて帰りました。
    ロナウジーニョとクラブのいきさつも
    みなさんがここで語られていたので
    最後に
    日テレがパト君にインタビューでロナウジーニョについて聞いてるのを見てて、ああどう応えるんだろうと
    はらはらしちゃいました。(翌日のバルサ戦のCMでカットされましたが、それはそれであんまりだと思いました)
    個人的にはフェルナンドンのプレーに惹かれました。
    恥ずかしながら初めて見たのですが光って見えました。
    バルサとの決勝戦楽しみにしてます。

  • フッチブログ says:

    jumpinさん、ご支持ありがたいです。(いつも、レアルに対して辛口のあっしなのに)、
    パト君は「ロナウジーニョは僕のアイドルだ」と、素直に答えてました。サッカーを志す才能ある青年たちが目指すものは一にも、二にも、ロナウジーニョなんです。
    あっしのような薄汚れた心をしたサポが、逆のことを考えるのでしょう。でも、W杯のときは、一瞬でいいから、彼の閃きを期待していました、それこそ、9歳の少年のように。
    フェルナンドンは次はもっと、彼本来のプレーを向上させてくると思います。本当に、フォア・ザ・チームな、知的な選手ですから、注目してください。
    あっし的なシナリオでは「インテルがどうやってデコを止めるか」。それが一番の焦点です。

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