最近のコメント

PostHeaderIcon ロシア戦メンバー招集

ブラジルでは州選手権が後半に突入、リベルタドーレス杯開幕。ヨーロッパでは各国リーグが佳境に入り、CLのトーナメント・フェーズが開始?と、情報を追うだけで、いっぱいいっぱいのこの頃、W杯に向けた各国代表チームの親善試合へ向けて準備も進んでいた。


3月1日のロシア戦に向けて、セレソンのパヘイラ監督がメンバーを招集した:
GK(Goleiros)
Dida (Milan)
Julio Cesar (Inter de Milao)
SB(Laterais )
Maicon (Monaco)
Cicinho (Real Madrid)
Roberto Carlos (Real Madrid)
Gustavo Nery (Corinthians)
CB(Zagueiros )
Lucio (Bayern de Munique)
Luisao (Benfica)
Juan (Bayer Leverkusen)
Cris (Lyon)
MF(Meio-campistas )
Edmilson (Barcelona)
Gilberto Silva (Arsenal)
Emerson (Juventus)
Ze Roberto (Bayern de Munique)
Ricardinho (Corinthians)
Kaka (Milan)
Juninho Pernambucano (Lyon)
Ronaldinho (Barcelona)
FW(Atacantes )
Ronaldo (Real Madrid)
Robinho (Real Madrid)
Adriano (Inter de Milao)
Fred (Lyon)
まあ、右SBカフーが左ヒザの手術でいないとはいえ、W杯直前に、ここまでグループが確定しているセレソンも珍しい、というより、いまだかつて無いのではないか。
カフーの代わりにマイコン(モナコ)、これまたヒザの怪我から回復中のホッキ・ジューニオルの代わりにリヨンのクリス、とフランス勢が呼ばれた。
「グループはまだ決定していない、疑問点はまだ残っている」とパヘイラ監督は述べたが、それは誰を控えに連れていくか、という疑問なのだろう。
確かに、それぞれのポジションに控えの候補者がいる。ポジション別で言うと、
GK:ジーダ、ジュリオ・セーザルに3番目のGKとして、マルコス(パルメイラス)かゴメス(PSV)がいる。サンパウロFCのホジェリオ・セニは残念ながらパヘイラの眼中になさそう。
CBはもし、ホッキ・ジューニオルが離脱すれば、ルシオの相棒の候補争いが激化する。フアンがもっとも経験があるが、CLを戦うクリス(リヨン)、ルイゾン(ベンフィカ)そしてアレックス(PSV)たちが良いパフォーマンスを披露して所属チームを牽引できれば、チャンス到来だ。
フアン、ホッキ・ジューニオルのいるレバークーセンがここ数年、芳しくなく、とくに彼等DF陣への風当たりが強い。
SBついては、右のカフーは恐れていたじん帯損傷ではなく、半月板の破片の吸引(なんだそう?)だけで、一月もあれば順当に回復するそう。ただ、試合勘とかは簡単には戻らないと思うが。幸いにもシシーニョがレアルでブレイク中で、好調。右にはマイコン、ベレッチ、マンシーニと贅沢な切り捨てだ。
左はロベカルにグスターボ・ネリ。ヘルタのジウベルトがどこまで食い下がれるか。ほかにもサンパウロFCのジューニオル、ベンフィカのレオといったオプションもテスト済み。
ボランチもエメルソン、ジウベルト・シウバ、エジミウソンの3本柱でほぼ確定だろうか。セビリアのヘナト、横浜マリノスのマグロン、バレンシアのエドゥ、ベシクタシュのクレベルソンらがまったく消えた。
国内には才能豊かな守備的MFが台頭しているのも見逃せない。サンパウロFCのミネイロ、コリンチャンスのホジネイ、マルセロ・マトス、インテルのチンガといった選手達は幅広いレンジの役割をこなせ、得点まで奪える「近代的な」ボランチ勢だ(イメージ的には浦和の長谷部も共通してる)。ここで、一つサプライズがあっても面白いのにな。
「中盤は定番」といえるほど動かしようがない。ロナウジーニョ、カカ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの3人に加えて、最後の一人はヒカルジーニョのよう。フェネルバフチェのアレックスはまたもやW杯に行けそうもない。彼には「ブラック・セレソン」の指揮者を務めてもらおうか。このポジションはこれ以上、突っ込みようがないからパス。
FWもロナウド、アドリアーノとホビーニョの3人+1。リヨンのフレッジが当確ラインにいる。ここも、欧州リーグとチャンピオンズでの活躍の有無で勢いに差がでる。国内では、コリンチャンスのニウマール(インテルナショナル出身)要求の声も上がっている。これまで4番手の“孤独なストライカー”ヒカルド・オリヴェイラはリーガ登録を外れており、怪我から復帰後のプレー環境が決めてとなる。
いま噂されているのが、3人しかFWを連れていかない策。W杯開幕まで、FWの怪我の問題さえクリアできれば4番目のFWを連れて行かないで中盤の選手を一人増やすということだが、たとえばFW、攻撃・守備的MFなどをこなせるジュリオ・バチスタが呼ばれる可能性もなきしにあらず。
さらに、W杯での偵察スタッフ(つまりスパイね)の増員も見込まれており、ここに闘将ドゥンガの名前が有力視されている。他にもアントニオ・ロペス(コリンチャンス監督)、ジュリオ・セーザル・レアウ(昨季フラメンゴ指揮)、エヴァリスト・デ・マセド(昨年後半はアトレチコ・パラナエンセ)、ジウソン・ヌネス(元コスタ・リカ代表監督)とジョルジーニョ(アメリカ-RJ監督)といった面々も候補にあがっている。
いずれにしても、CBFは前からドゥンガはパヘイラ体制を引き継ぐ代表スタッフ(Comissao Tecnicaという)の一員にプッシュされている。イタリア、ドイツ、日本でプレー経験があり、とにかく逆境に強いし「信念の男」だ。そういえば、いまでもジュビロ磐田のテクニカル・アドバイザーなのだろうか。
ドゥンガのリーダーシップは無駄にはできないな?
dunga2.jpg

483 Responses to “ロシア戦メンバー招集”

  • inoran says:

    ローマのセリエA10連勝を支えるGKドニ、MFマンシーニの招集はなさそうですね。。。
    (ドーニってブラジルですよね…自信がないです)
    フレッジの招集!フレッジ、ロビーニョはW杯での大爆発を大いに期待してます。(イングランド戦以外。笑)
    このままロナウジーニョが主役になるよりも、フレッジ、ロビーニョが主役になって欲しいです。

  • フッチブログ says:

    こんにちはinoranさん、
    ローマ・サポでもあったんですよね、そういえば。
    マンシーニはペルーの高地で行われたコパアメリカ2004でマイコンにレギュラーを奪われたんですよね。ちょうどセリエの厳しいシーズンが終わったばかりで、ベスト・コンディションではなく、本人にとっても不本意な出来事だったみたい。
    それにしても右サイドの争いは熾烈ですな、でも、この前みたセリエの試合では、マンシーニは左サイド・ハーフのような位置でやってたような。
    ドニ、まさかレギュラーになろうとは。あとタッデイはパルメイラス出身です。
    ところで、トッティ重傷みたいですね。彼のいないイタリア代表は魅力半減ですから、W杯まで回復してほしいス。

  • inoran says:

    おぉ!タッディもパルメイラス出身だったんですね!
    今はタッディが右サイドで、マンシーニが左サイドやってます。
    トッティは4-5-1の1トップをここ15試合ずっとやってきたんですが、ついに完全に削れられてしまいました。
    セレソンとの対決までには復帰するんで大丈夫です!

  • フッチブログ says:

    ブラジル人トリオ:
    ドニ、マンシーニ、タッデイ、って、どう考えてもイタリアン・ネームなのにね。あとベティスのタルデッリとか。まあ、祖先がそうなんでしょう。
    シシーニョやヒカルジーニョもイタリア国籍もってるらしい。
    ロナウジーニョの成功以来、右利きのブラジル人選手を左に張らせるのがトレンドになってますね。ホビーニョ、タルデッリとか。マルセリーニョ・パライバは逆のケースだし。

  • ホジェリオがセレソンに追加召集

    やっとサマータイムが終わりました。日本との時差もいつもの12時間差に戻りましたよ。ただ、終わっても馬鹿暑いのには変わりないんですけどね・・・・・。1つ前のエント…

Leave a Reply for inoran