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一方、ブラジルでは…
フルミネンセがリオの名誉を復活させ、首位を奪回。優勝候補筆頭とまで言われたコリンチャンスは前半を首位でターンしたものの、勢いをつけられない。
前回のブラジル選手権レビューでは、サンパウロ勢のコリンチャンス、サントス、パルメイラス、サンパウロFCを優勝候補に上げたが、やはり全国規模の大会らしく、各地域の強豪チームが奮闘を見せている。


チーム順位

12/42節 21/42節(折り返し) 現在25/42節 (勝ち点)
1ポンチ・プレッタ 1コリンチャンス 1フルミネンセ(45)
2(我が)インテルナショナウ 2ゴイアス 2(我が)インテルナショナウ(44)
3サントス 3パラナ 3ゴイアス(44)
4フルミセンセ 4サントス 4サントス(44)
(リベルタドーレス圏内) ? ?
5コリンチャンス 5クルゼイロ 5コリンチャンス(43)
6ボタフォゴ 6フルミンセンセ 6パルメイラス(39)
7サン・カエターノ 7パラナ(38)
7クルゼイロ
9ジュヴェントゥージ
10パラナ
10フォルタレーザ
14サンパウロFC
16パルメイラス 16サンパウロFC(31)
17フラメンゴ
(降格圏) ? ?
19フィゲイレンセ 19サンパウロFC 19フラメンゴ(27)
20アトレチコ・パラナエンセ 20フィゲイレンセ 20アトレチコ・ミネイロ(25)
20ヴァスコ・ダ・ガマ 21アトレチコ・ミネイロ 21フィゲイレンセ(23)
22アトレチオコ・ミネイロ 22パイサンドゥ 22パイサンドゥ(20)

首位のフルミネンセはフェリッペが半年もの禁止処分から復帰しチームは見違えるほど落ち着いた。さらに8月から33歳のセルビア人(旧ユーゴスラビア)MFデヤン・ペトコビッチ(Dejan Petkovic、レッドスター・ベオグラード、レアル・マドリードなど)がチームに合流し、チームに素晴らしい統制をもたらした。これがチームに勢いを与えている。
一方、コリンチャンスは第17節から首位を奪ったものの、アウェーで勝ち点を上げられず、第23節で首位をフルミネンセに明け渡す。一度はチームにフィットしたかに見えたマスケラーノは怪我で長期離脱、さらにテベスもブラジル・サッカーで「DFに狙われていて、やりにくい」と吐露したが、それは世界中で同じだよと言ってやりたい。コリンチャンスはFW陣に変更があり、ジウ(東京ベルディ)とアブーダを海外に放出し、ジョー(リバウド2世)は12月からベンフィカに移籍。代わりに、リヨンからニウマールを獲得。首位固めをできなかったビテンクール監督の交代もささやかれている。
そして、とうとうコリンチャンスの会長アウベルト・ドゥアリブと資金提供会社MSIの代表キア・ジョオラビキアンとの関係が破局を迎えた。ドゥアリブは現在イギリスでMSIとの業務提携は継続するが“サッカーのことをまったく分からない”キアの更迭をMSIの資金提供者たち(黒幕)と交渉しているらしい。この話は面白すぎるから、また別枠で。
いまブラジレイロンはこの2チームを中心に回っているといっていい。(我が)インテルナショナル、ゴイアスやサントスは大変安定したチームを要し、勝ち点を重ねることには長けているが、前から言っている爆発力といったものがない。
パルメイラスはレオン監督が新任してから常勝チームに変身した(ヴィッセル神戸フロントもまた“サッカーのことをまったく分かっていない”)。ここ8試合ほどで破竹の勢いで14位から6位にまで浮上してきた。大会終盤までには首位を争っている可能性が高い。
サンパウロFCはリベルタドーレス杯優勝後、あきらかに“アクセルを緩めた”。さらに、ほとんどの選手たちに海外オファーが舞い込み(シシーニョ、ルガーノ、さらにJリーグから多数)、チームは地に足をつけることが出来ず、ずるずると降格圏の19位まで落ちてしまった。ここ3節ほどで改善し、いちおう降格圏を免れたが、残念ながら今年の優勝はもうない。
最後に降格圏だが、日本でも知られているフラメンゴ、それにアトレチコ・ミネイロがまったく復調の兆しをみせない。降格の4枠のうち、フィゲレインセ(エジムンド在籍)とパイサンドゥの2チームが落ちそうなので、あと2枠にどこが入るか、注目されている。
ブラジル選手権は宇宙ロケットの噴射と同じで、大会はじめから終わりまで同じチームで通すことは難しく(調子のいい選手を海外にかならず引っこ抜かれる)、段階的にロケットを噴射していき(補強)、もっとも“当たった”チームが優勝するのである。それらが、いま現在はフルミネンセとコリンチャンス。
ブラジル・サッカーに違う味をもたらしてくれるフルミネンセの“赤い星”ペトコビッチ
petkovic.jpg

1,761 Responses to “ブラジル選手権いよいよ後半”

  • flavancha says:

    ペドコビッチはブラジルが性に合ってるのですかね。セルビアと王国って確かに合いそうって思えて来ました。
    フッチさんの愛するインテルナショナウが形勢不利なのは残念ですね。まだ団子だから何とかあと3ヶ月食いついていけると良いですね。
    アトレチコ・パラナエンセに快勝する様私も応援する事にします。
    フルミネンセよりはフラメンゴのflavanchaなので。

  • フッチブログ says:

    flavanchaさん!!とうとう…とうとう!
    インテル第26節で首位をダッカーンッ
    やりましたー、シター、シター
    (Jカビラ調、エコー付き)
    ごめんなさい、インテル。サポーター失格だ、おれは。
    フルミネンセが分けて、他が負けて、インテルが勝ちました(スイマセン、相手はアトレチコ・パラナエンセでした)。
    (ペトコビッチ、いまはセルビア人でしたね、先週なんと、リオで彼の銅像が建てられました)
    下記リンクに最新順位表が:
    http://esportes.terra.com.br/futebol/brasileiro2005/classificacao2/0,,EI4847,00.html
    問題はコリンチャンスも勝って1点差の2位に再浮上してきたこと。マラソンと同じように最後までもつれて、2チームぐらいが抜け出すのかなあ。いまのところレオン監督率いるパルメイラスが先頭集団に追いついてます。
    束の間の喜びでも、やっぱりイイ!!

  • flavancha says:

    フッチさんインテルナショナウ勝利おめでとうございます。
    良かったですねー。そして首位浮上。20何年経ってるんですよね何か良い事あると良いですねー。
    コリンチャンスもパルメイラスもこの10年くらいで何回か勝ったと思うので、遠慮してもらいたいですよね。

  • フッチブログ says:

    そう、flavanchaさん
    正確に言えば、79年以来全国制覇していない。
    日本ではまったく無名のチームですわ(宿敵グレミオはトヨタカップで来日している)。
    まだ、浮かれてはいないですけどね。

  • flavancha says:

    フッチさんすいません。LINK貼らせて頂きました。ご都合悪ければおっしゃって下さい。
    これだけの為にコメント欄使ってごめんなさい。

  • フッチブログ says:

    flavanchaさん、OKです。
    こっちでもリンク貼っておきます、よろしくお願いします。
    (またもや早朝レスです)

  • flavancha says:

    段階的にロケット噴射
    ルイゾンがサントス移籍なんですね~。びっくりしました。
    ますます優勝争いが混沌として来るんですね。いやあ~試合見てないのに結果とニュースだけでも面白いです。

  • フッチブログ says:

    flavanchaさん、
    なんですかね、最近。日本に3ヶ月ぐらい居て、すぐ戻っちゃうんですよね。
    レオン監督(解雇らしいけど)、川崎のクリスチャン(サンパウロFC、年末は来日するはずです)、それでルイゾンでしょう。ワシントンもほぼ決まったかのように報道されてたし。どんな契約になってるんだろう。
    ルイゾン、せっかくゴール決めはじめたのに、「こっちの水はおいしいゾ?」って言われたのかな。サントス、いま金持ってるから。

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