お金の話はお好きですか?

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サッカーを愛する少年だったあっしも、いまでは、ゲームをサポートする上で、サッカーを語る上で、お金の話は欠かせないと思うのです。

 

実は、先日、ブラジルのビッグクラブの収入ランキングというもの見かけまして、なんと嬉しいことに、あっしのインテルが好成績を収めているというのです。

 

インテルもそうですが、ブラジルのクラブの収入と、ヨーロッパクラブの収入と、Jリーグのクラブの収入を比べてみると、意外と面白いかもしれません。

 

先日、見かけたブラジルのランキング(2008年のものです)は、アメリカの会計会社クロウ・ホワース社のブラジルの子会社が試算したものだそうです。

 

通貨:R$レアル(百万レアル単位)(ちなみに現在、1レアルは大体50円)

(括弧数字は2007年比)

 

 1º São Paulo - R$ 160.575 - Variação em relação á 2007: (-16%)
Internacional - R$ 142.168 (-9%)
Palmeiras - R$ 138.811 (61%)
Flamengo - R$ 117.907 (32%)
Corinthians - R$ 117.521 (-13%)
Grêmio - R$ 99.038 (-9%)
Cruzeiro - R$ 94.087 (21%)
Fluminense - R$ 66.456 (69%)
Santos - R$ 65.341 (23%)
10º Atlético-MG - R$ 57.614 (-1%)
11º Vasco - R$ 52.023 (2%)
12º Botafogo - R$ 51.356 (25%)
13º Portuguesa - R$ 47.153 (279%)
14º Atlético-PR- R$ 44.363 (-18%)
15º Coritiba - R$ 37.660 (152%)
16º Figueirense - R$ 28.322 (49%)
17º São Caetano- R$ 24.025 (3%)
18º Náutico - R$ 19.756 (3%)
19º Vitória - R$ 18.882 (68%)
20º Paraná - R$ 17.407 (-30%)
21º Barueri - R$ 17.242 (-18%)

 

1位はやっぱりサンパウロFCで16千万レアル(80億円)ほど、2位のインテルは14千万レアル(70億円)ほど。上記は営業収入(つまり経費を含めた総売上)だと思うが明記されていない。このインテルの70億円のうち、11%がスタジアムでの入場料だそうだ。

 

あっしの中の想像では、インテルはサポーターの数からして、3位以降のパルメイラス、フラメンゴ、コリンチャンス、グレミオ、クルゼイロよりは収入も少ないと思っていたが、実はそうではなく、同調査では、インテルは2004年のたったの3千万レアル(1億5千万円)の収入から360%の売り上げアップを成し遂げたそうだ。パチパチパチー!

 

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やっぱ、このブログのおかげか、なーんて。2005年の全国準優勝、2006年のリベルタドーレス杯、世界クラブ選手権の優勝で勢いづいて、ソシオ会員が10万人以上を突破したのだそうだ。インテルのソシオ会員は世界中の誰でもなれて、毎月20レアル(一千円)の会費を払えばホームチケットを優先的に買える。(ちなみにあっしは、このソシオ会員ではありません。だって、海外に住んでいるとスタジアムに行けないんだもん。他にメリットがあればなるんだけど)

 

といわけで、近年のインテルの好成績は、この高収入に支えられている。要は、チームフロントの手腕のおがけです。インテルの場合、フェルナンド・カルヴァーリョというサッカー部門のリーダー的存在が大きい。


カルヴァーリョは選手と比較的長期の契約を交し、また、借金も基本的にしない方針を打ち出した(実際は前政権の債務返済に手腕を示した)。経営手腕の優れたフロントがいることは、スーパースターが加入することよりもチームにとって大切だ。

 

これと比較して、ヨーロッパのクラブのうち、2007-08の営業収入で言えば、レアル・マドリード:37千万ユーロ(480億円ほど)、マンチェスター・ユナイテッド:35千万ユーロ(455億円)、バルセロナ:31千万ユーロ(400億円)。*1ユーロ=130円です。08年のいっときは160円まで上がりましたが


レアルの2010年の営業収入の予想は4億2千万ユーロ(546億円)。レアルはお金を使いすぎて潰れるという予想に反して、フロレンティーノ会長はお金を使って、さらに収益を上げるという経営の王道を行く。世界不況の真っ直中、資金難のミランからカカを買い取り、ポンド下落のマンUからクリスチアーノ・ロナウドを引っこ抜く。景気が良いときには不可能な買い物だったかもしれない。

 

Jリーグのクラブでは2008年収入で、浦和レッズ:70億円、ガンバ大阪:44億円、鹿島アントラーズ:41億円となる。ちなみに、2008年シーズンはJリーグ全体は過去最高の収入を記録している(「BIG」の売り上げ等も含めて)。

 

つまり、2008年ベースの単純比較で。レアル・マドリード 480億円>>>>サンパウロFC80億円>浦和レッズ=SCインテル70億円

ということで、いいのか?

 

Jリーグバブルを経験したあっしは、ブラジルのクラブもとうとう、ここまでこれたか・・・と、なぜか感慨にふけてみる。本当はもっと世界中のクラブのデータが欲しいのだが。


もちろん、クラブの収入には、ある程度安定した入場料から、突発的な選手の移籍金など、様々なものがある。上記のブラジルのリストも、クラブはそれぞれが前年比プラスだったりマイナスだったりする。


ちなみに、UEFAチャンピオンズリーグに参加しなかったACミランの2008年の損失は6千9百万ユーロ(90億円)だったらしい。これがチームの解体に繋がったのは言うまでもない。ヨーロッパのビッグクラブといえども、いまの仕組みでは、3年ぐらいCLに参加できなければ、チームは確実にダウンサイズする。だから、彼等も狂ったように投資しなければならない(カンテラーノとか言っているバルセロナだって、09-10シーズン前の選手獲得のための投資額(イブラとかね)はマンチェスター・シティ、レアルに次いで、欧州全体で3位の1億1千2百万ユーロ=145億円だった)。

 

ブラジルサッカーも2003年からリーグ制にしたことで、クラブの収益が上がっているという結論でいいようだ。ブラジルのクラブ=貧乏、資金難という図式は、一部のビッグクラブに関しては、当てはまらなくなってきている。

 

あっしにとってずっと腑に落ちなかったのは、もともとブラジルの国の経済規模は欧州の小国よりも大きいにもかかわらず、選手達はそういった国にこぞって移籍していった。だから、国の経済規模よりも、ブラジルのクラブの運営やサッカー協会の管理に難があると確信していた。

 

欧州のビッグクラブの規模に遙か及ばないにもかかわらず、今後も、ブラジルのクラブが収益を伸ばし続けることができれば、将来性のある若い選手達も安易に海外移籍をする必要がなくなるし、しいては、国内リーグの豊富さ、繁栄につながるかもしれない(逆に、ハングリーな選手が育たないかもしれない)。

 

ファウカン、ジーコ、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾ、ヘイナウド、ホベルト・ジナミッテ、ジョルジェ・メンドンサたちの70年代、80年代がそうだったように、国の経済力、組織の運営力と魅惑のサッカーは直接関係している。あの頃のブラジレイロンはハンパなくすごかった。そのあとにモラトリアム(81年?)、ハイパーインフレが来て、国内のクラブが衰退しはじめた。

 

ヨーロッパで成功した選手を差し引いても、エジウソンとかデニウソンとか、フェリッペ、ジャウミーニャとか、ヨーロッパの水に合わない彼等は一緒に一つのリーグで戦えたのにな。

 

まあ、そんなことで、大きな夢について話をしたいなら、実は、お金の話も理解しないといけないということでした、少なくともおじさん達は。結局、インテルの自慢話でしたが。

 

あなたは、自分の好きなクラブの収益性をご存じですか?

 

コメント(3)

フッチさん
こんにちは、なるほどなるほど、
こういった記事を読めるのも、フッチブログの良さです。ハイ。

たしかに、70年代80年代中期から80年代後期までのブラジルリーグすごかったですね。半端なかったです。

話変わりますが、マラカナンスタジアムに、ジーコの銅像が出来て除幕式がありました。ってもう知ってますよね。
ジーコがボレーシュートをしている、銅像です。決まってますよ。

ヴァグネル・ラヴ、獲得って本当ですか?フラメンゴすげー。アンデルソンやルーカス、ロビーニョもブラジルで一からやり直した方が良いのでは。特にロビーニョやヨーロッパではヤクザチームばかりでプレーして可哀想。

今のセレソンはいいチームだと思うけど四年前と比べると世間の人にこの選手はどんな人間でどんな選手か伝わっていないのが寂しいです。
ヤフー掲示板や知恵袋を見ても「地味」「スターがいない」とか文句ばかり。フェリペ・メロ、ラミレス、エラーノ、ルイス・ファビアーノ、ニウマールみんな素晴らしい選手なのに。

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